私たち大阪ガス都市開発株式会社は、Daigasグループの一員として、お客さまをはじめ、株主さま、社会、従業員などすべてのステークホルダーの価値を共に高めていくことを目指します。
この価値創造を実現するために定められた「Daigasグループ企業行動憲章」を行動指針として、持続可能な社会への貢献やコンプライアンスの推進、人権の尊重に努めます。
SDGsへの取り組み
具体的な取組内容
豊かなライフスタイルの実現
豊かなライフスタイルと循環型社会の実現を目指して、
住宅の開発を進めています。
時代の変化に応じて様々な人々のライフスタイルを想像し、環境にやさしく、快適で安心・安全な暮らしの提供を目指しています。
分譲マンションのシーンズ塚口では、「まちと緑と未来がつながる」をコンセプトに、周辺の街並み、住民、自然との関係性をあらためて見つめ直し、豊かな暮らしを実現するまちづくりを行いました。
道路から建物を後退させて街並みの開放性を向上し、エントランスアプローチには人々が交流できる場を設置。
緑とのつながりとして、趣の異なる3つの庭を配置。緑豊かな木立と水景がありフォーマルな表情をつくるエントランス前の北庭、コミュニティイベント等において集会室と一体的に利用可能な中庭、南側に広がる都市公園の緑を引き込むような南庭を設けました。
未来とのつながりとして、家庭用燃料電池「エネファーム」や防災対応型マンションコージェネレーションを設置して創エネ・省エネと防災性向上を図りました。また、集会室内のブックラウンジや、野菜等が育てられる菜園「シェアファーム」等を設け、人と人のつながりを育む暮らしの提供を目指しました。

エントランスアプローチ

アクアガーデン(北庭)

シーズンズコート(中庭)
ストックの有効活用
築年数が経過した建物をリノベーションすることで、
ストックを有効に活用し、新たな価値を創出
京都リサーチパーク(KRP)は、大阪ガス京都工場跡地に1989年、全国初の民間リサーチパークとして誕生しました。KRP地区内において、KRPガスビルと3号館は隣接して建ち、ブリッジで接続された最上階には体育館、プール、屋上テニスコート等の長年使用されていないスポーツ施設がありました。
このスポーツ施設を有効に活用するため、これまでは利用の制約と捉えられてきた様々な空間の特徴を活かして、オフィス・ラボへ転用を図りました。
体育館であった部分は、既存のヴォールト天井を活かした整形・無柱の大空間のオフィス事務室に活用。大きな開口部分から採光と眺望を得られるとともに、コミュニケーションの活性化を図るためリフレッシュコーナーを設けて、魅力的な研究環境の創出を目指しました。また、プールであった部分は床の荷重条件を活かして保管庫とし、テニスコートであった屋上は新設した実験室のための設備機器置場に活用しています。

before:体育館

after:オフィス事務室
生物多様性保全の取り組み
人と自然が共存できる
より良い住まいづくりの実現に向けて

都市開発を手掛ける企業として、社会に、地域に、そしてお客さまのためにできることはなにか。そのひとつの答えが、「生物多様性への試み」です。
2010年より、不動産開発に伴う緑地形成時には「地域に合わせた植生の緑地を形成し、生き物のすみかを作る」「可能な限り、地域性種苗の導入や絶滅危惧種の保全を図る」という考え方を導入し、生物多様性保全活動の深化と、生活者が身近に「生物多様性」を知り、体感できるための仕組み作りに継続して取り組んできました。
生物多様性がもたらす様々な恵みを将来にわたって享受できるよう、人と自然が共存できる住まいづくりを進めています。
ZEH-Mへの取り組み
環境性の高いマンション開発により
持続可能な社会の実現へ貢献
政府のエネルギー基本計画においては、「2030年迄に新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という政策目標が掲げられており、集合住宅におけるZEH-M(ゼッチ・マンション)の普及を促進しています。
新築分譲マンション「SCENES(シーンズ)」では、2022年4月以降に計画するプロジェクトにおいて、ZEH-M Orientedを標準採用することとしています。
断熱性を向上することで、マンションの高断熱化を図り、環境と家計にやさしいエコな暮らしに貢献する家庭用燃料電池「エネファーム」をはじめとする高効率なシステム、設備を積極的に採用することで、ZEH-M(ゼッチ・マンション)の普及へ貢献します。
また、賃貸マンション「URBANEX(アーバネックス)」でも、マンション開発における取り組みの一環として積極的にZEHを採用しています。社会的要請の高まりの中、エネルギービジネスを中心に事業を展開する Daigas グループの不動産会社として、環境性の高い不動産を開発するため、集合住宅における ZEH-Mの採用等に積極的に取り組むことで、今後も持続可能な社会の実現へ貢献して参ります。
ZEH-M(ゼッチ・マンション)とは
「ZEH(ゼッチ)」とは 「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、住まいの断熱性能 省エネ性能を向上させ、太陽光発電などの設備でエネルギーを創ることにより、 空調・給湯・照明・ 換気などの一次エネルギー 消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅を言います。
ZEH-M 実績(2023年度)
分譲
賃貸
省エネ・BCP対応への取り組み
ガスエンジン・コージェネの導入により、
省エネ・BCP対応を強化
環境配慮および防災対策として、ガスエンジン・コージェネの導入を推進。コージェネによる排熱は空調用途で有効に利用、排温水は外調機や床放射冷暖房用の冷水製造などに利用されます。また停電時には建物共用部に電力を供給し、太陽光発電設備からの電力と共に非常時に備えられ、省エネ性能とBCP対応の強化を図っています。

人権に対する取り組み
人権にかかわる正しい理解と認識を持ち、
人権尊重と差別禁止を基本とした企業文化を醸成
当社では、継続的に人権啓発・教育への取り組みを実施し、人権にかかわる正しい理解と認識を持ち、人権尊重と差別禁止を基本とした企業文化を築き上げております。
そのために、社長を総括責任者とし、人権意識の高揚と日常活動の中で人権に対する気づきを相互にチェックできる体制を構築しています。

人権推進指導員の取得
コンプライアンス・
ハラスメント防止に対する取り組み
相談窓口の設置と
研修・自己点検の継続的な実施
当社では、コンプライアンス推進活動全般の実行責任を担う「コンプライアンス統括」を中心として、全社的に様々なコンプライアンス活動を主体的に行っています。
例えば、法令や社内ルールの遵守、ハラスメントに関する通報・相談窓口「コンプライアンス・デスク」を本社等に設置し、グループ従業員だけでなく、派遣社員、取引先さま(フリーランス、従業員の方含む)も文書、電子メール等による相談や報告ができ、匿名利用も可能です。
また、業務に関する法令を知るための法務勉強会や個人情報を含む情報漏えいリスクを重要テーマとした社内研修を定期的に実施するなど、従業員の意識の向上を図るとともに、Daigasグループ規模で毎年実施する、『リスク自己点検システム「G-RIMS」』を活用することによって個人情報を含めたリスク管理の強化に取り組んでいます。
2010年度からは、Daigasグループ規模で毎年実施する「コンプライアンス標語」に全社員が積極的に応募をするなど、その活動の幅は年々広がっています。
コンプライアンス・
デスクへのご連絡方法
文書
〒541-0046 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪ガスビル8階
大阪ガス都市開発株式会社 人事総務部コンプライアンスデスク宛
メール
compliance@ogud.co.jp
(通報・相談専用アドレス)
※秘密は厳守します。
※相談・報告されたこと等を理由に不利益な取り扱いは行いません。