~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
今回のレポートでは、10 月に完了した基礎工事について写真とともに解説します。
基礎工事とは、建物を支える土台躯体を作る工事のことです。
【基礎工事】
① レベルコンクリート打設、墨出し
まずは基礎の土台としてレベルコンクリートを打設します。これは、コンクリートを流し込む型枠や鉄筋を正
確に施工できるように平滑な作業場を作る目的があります。その後、建物を建てるための基準となる線を
印付ける墨出しを行います。具体的には、設計図に基づいてこれから施工する柱や壁、開口部等の位
置や寸法を正確に書き写します。

レベルコンクリート打設、墨出し完了状況
② 鉄筋配筋、型枠建込、コンクリート打設
構造躯体に合わせ鉄筋を組み立てる配筋工事、コンクリートを整形に流し込むため鉄筋の周りに枠を組
立てていく型枠工事を行い、コンクリートを打設していきます。その後基礎周囲に土砂を埋め戻し、シート
パイル(鋼矢板)を引き抜きます。

基礎配筋完了状況

基礎型枠建込完了状況

基礎コンクリート打設完了状況
シーンズのマンションでは、配筋時に以下の検査を受検し、すべての検査に合格してからコンクリートの打
設工程に進みます 。
(1)施工者による自主検査
(2)設計監理者の検査
(3)大阪ガス都市開発(事業主)の検査
(4)特定工程*¹に係る日本建築センター(確認検査機関)の検査
(5)住宅性能評価*2 に係る西日本住宅性能評価センター(確認検査機関)の検査
※1 特定工程とは
行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「基礎の配筋工事の
工程」「2 階の床及びこれを支持する梁に鉄筋を配置する工事の工程」が指定されています。
※2 住宅性能評価とは
住宅性能表示制度とは平成 12 年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき良質な住宅を
安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度であり、国に登録されている第三者機関が客
観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」
と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の 2 種類
に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。

事業主配筋検査状況
次回は、躯体工事についてお届けする予定です。
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▽物件公式ホームページ
シーンズ関目高殿スクエアガーデン
シーンズ関目高殿スクエアガーデンの工事が着工いたしました。
工事は大きく分けて地業工事、基礎工事、躯体工事、内装工事、外装工事の順に行われます。
今回のレポートでは現在進行中の地業工事について写真とともに解説します。
【地業工事】
①縄張り
建築工事に先立ち、敷地に縄を張って、計画建物の正確な位置を確認することです。
設計図通りに工事を進めるため最初に行う非常に重要な作業です。
以下の写真は縄張り完了後の様子の一例です。写真左下に見える木杭が、これから建物を建てる位置 の基準となります。

縄張り完了の様子
②杭工事
建物を支持する杭を打設します。
施工に先立って試験杭(本杭の 1 本目)を打設し、施工機械の適合性、地盤状況、支持力(建物を支える力)等の確認が取れたうえで順次杭を打設します。
以下の写真は試験杭施工の様子の一例です。杭を打設するに先立ち、地盤に孔を空けている状況です。

試験杭打設に伴う地盤削孔の様子
③土留工事
建物基礎部分の地盤を掘削するに先立って建物周囲にシートパイル(鋼矢板)を埋め込み、施工中に周囲の土砂が崩れるのを防ぎます。

シートパイル打ち込みの様子
④掘削工事
基礎工事を行うため、掘削機械を用いて敷地内の土を掘り、場外に搬出します。

地盤掘削完了の様子
次回は、基礎工事についてお届けする予定です。
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シーンズ関目高殿スクエアガーデン