SCENES REPORTシーンズレポート

<工事進捗レポート>シーンズ南森町

 

~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~

 

25年10月度の工事進捗ご報告

25年10月度の工事進捗報告をさせていただきます。

 

10月末までに、7階までのコンクリート打設が完了し、

11月からは8階コンクリート打設及び9階の鉄筋・型枠工事着手を予定しております。また、現在2~5階において内装工事を開始しております。

今回は内装工事の流れと、その中でもサッシ取付と断熱工事について、ご説明いたします。

 

内装工事の主な流れは以下の通りです。

1.サッシ取付

2.断熱工事

3.設備配管

4.置床工事

5.木軸工事

6.ボード貼り

 

1.サッシ取付 
躯体工事であらかじめ開けておいた開口部に、窓枠を取り付ける工事です。 
サッシの取付けが完了した後、躯体との隙間をモルタルで埋める『トロ詰め』という作業を行います。取付 
後のトロ詰めだけでは、サッシ下枠部分(沓摺(くつずり)や敷居)の中にモルタルが入りきらず空洞になって 
しまう可能性があります。そのため、搬入されたサッシ下枠部分はモルタルで十分に隙間を埋めてから取付 
工事を行います。 
サッシ取付は住宅の快適性や耐久性を左右する重要な工程であり、断熱性や気密性を損なわないよう 
細心の注意を払って施工しています。

 

 (サッシ取付直後の様子) 

 


2.断熱工事 
断熱工事とは、建物の内外の熱の移動を抑え、室内の温度を一定に保つための工事です。 
壁に付着しているピンク色の部分が現場発泡吹付硬質ウレタンフォーム(以下「発砲ウレタン」といい 
ます。)です。 
発泡ウレタンを吹き付けることにより、住戸内の断熱性を確保することが出来ます。発泡ウレタンの特 
徴としては、職人が現場にて発砲しながら断熱材の吹付を行うため、柱、梁等の現地状況の凸凹に 
応じて隙間なく、断熱材の付着が可能となります。断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚み 
まで吹き付けることが非常に重要です。 
本マンションでも、建設住宅性能評価に係る中間検査を受検し、十分な厚さが吹き付けられている 
ことを確認しております。検査用のピンを用いて発泡ウレタンの厚みを確認することで、計画通りの施 
工ができているかを確認します。 

 

 

 (ウレタン吹付中の様子) 


現場での工事を見ていると、高い品質を目指して様々な工種の職人の方々が丁寧に作業を進めている 
ことがよくわかります。こうして仕上がった住戸をお客様にお届けできる日を楽しみにしています。 
次回は内装工事の中でも設備配管・置床工事についてご説明する予定です。

 

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25年8月度の工事進捗ご報告

25年8月度の工事進捗報告させていただきます。

 

8月末までに、2・3階のコンクリート打設が完了し、

9月からは5階コンクリート打設と6階の躯体工事※1着手を予定しております。

 

今回は躯体工事について、説明させていただきます。

まず、躯体工事では以下のような工程で作業が進行しております。

 

配筋工事
型枠建込
コンクリート打設
型枠解体

 

上記の工程を簡単にお伝えすると

「鉄筋を配置・結束し、コンクリートを入れるための型枠を組んだのちに、コンクリートを流し込み、それが固まった後に型枠を外す」という流れです。

 

●※1 躯体工事とは

「躯体工事」とは、建物の構造部分をつくる工事です。

躯体工事には建物と地盤を繋げる基礎をつくる「基礎工事」と、建物の骨組みとなる壁や柱といった建物を支える構造部分をつくる「本体工事」の2種類があり、本物件では現在基礎工事を終え、本体工事を行っております。

 

配筋工事

柱や梁といった構造部分について、配筋工事(鉄筋を配置し、結束する工事)をおこないます。

本物件では、ボイドスラブ工法(FLボイドスラブ工法)を採用しています。スラブ下側の鉄筋の上に、『FLボイドスラブ』と呼ばれる多角形の発泡スチロールを設置して金具針金で固定した後、コンクリートを流し込みます。

ボイドスラブ工法の最大の特徴は、通常スラブよりも剛性が高く、スラブ全体が梁の役目を果たすことで、小梁をなくしても強度が保てるということです。その結果、部屋の中に小梁が突き出すことなく、すっきりとした天井にすることができます。また、優れた遮音性を持ち、上階の生活音や振動が下階に伝わりにくくなるなどの利点もあります。

 

配筋工事の様子

 

2.型枠建込

配筋工事が終わると、せき板を組み立てて製作した型枠を取り付けます。

製作後、壁・柱→梁→天井部スラブの順に型枠を取り付けます。その後、コンクリートを正確に打設し、またその圧力に耐えられるようにするために型枠を固定する作業をおこない、コンクリート打設に備えます。

 

型枠工事の様子

                     

3.コンクリート打設

次に、2で立ち上げた型枠に沿って、コンクリートを打設します。

コンクリート打設前には、受入れ検査(スランプ値、空気量、塩化物含有量の測定)を行います。

またスランプ値(=凝固する前の生コンクリートの流動性を示す値)を求めるためスランプ試験を行います。

この実験で得られたスランプ値が大きいほど流動性が高いといえ、コンクリート打設作業の難易度や効率性を調べる指標のひとつとなります。

本建築物に適した流動性をもった生コンクリートであることを確かめたうえで打設を行っています。
コンクリート打設は柱・壁→梁→スラブの順におこない、打設後は締め固め※2によって型枠内にコンクリートが十分に行き渡るようにします。

 

コンクリート打設工事の様子

●※2締め固めとは

打設時にバイブレーターでコンクリートに振動を与えることで型枠内部の空隙を排除し、コンクリートを締め固める作業です。

 

4. 型枠解体

打設後は、コンクリートが十分な強度を得られるようになるまで養生※3し、その後型枠を解体します。

型枠は柱や壁といった比較的荷重を受けない部分から順に取り外し、その後スラブや梁を取り除きます。

以下の写真は型枠解体が完了した様子です。

 

型枠解体後の様子

 

●※3 養生とは

養生とは、硬化後に十分な強度を持たせるために、打設直後のコンクリートを湿潤かつ適正な温度に維持できる環境下にて管理し、コンクリートの保護をおこなうことです。

 

9月からも引き続き躯体工事を行っていきますので、仮囲いの外からでも現地の工事の進捗がご覧いただけると思います。

また、9月から躯体工事と平行して内装工事も行っていく予定となっております。

次回のシーンズレポートでは内装工事についてお伝えできればと思います。

 

現地の様子(敷地北西側より撮影)

 

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25年6月度の工事進捗ご報告

2025年6月度の工事進捗をご報告させていただきます。

 

5月中旬までに基礎工事が完了いたしました。

シーンズのマンションでは、基礎の配筋時には以下の検査を受検し、すべての検査に合格してからコンクリートの打設工程にすすみます。

(1)施工者による自主検査

(2)設計監理者の検査

(3)大阪ガス都市開発の検査

(4)確認検査機関、特定工程※1として建築検査機構の検査

(5)住宅性能評価※2に係る、西日本住宅評価センターの検査

 

 

下記は、本物件での(5)住宅性能評価に係る、西日本住宅評価センターの検査の様子です。

 


((5)住宅性能評価に係る、西日本住宅評価センターの検査の様子)

 

 

本物件の構造は、鉄筋コンクリート造を採用しております。鉄筋コンクリート造は、圧縮する力には強いが引っ張る力には弱いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋のそれぞれの長所を組み合わせることで、高い強度を実現したものです。RC(Reinforced Concrete)造とも呼ばれています。

 

コンクリートには、2つの状態があります。現場で施工する際のコンクリートは生コン(フレッシュコンクリート)と呼ばれ、生コンの構成成分となる水とセメントが水和反応によって徐々に硬化し、所定の強度を発現することになります。
この状態を硬化コンクリートと呼びます。

 

 

5月下旬より1階の躯体工事(建築物の主要構造部をつくる骨組みの工事)に着手にいたしました。

下記は、本物件での1階の床コンクリート打設中時の様子(前述の生コンの状態)です。

 


(1階の床コンクリート打設中時の様子)

 

 

水和反応の過程で、例えば乾燥により水分がなくなれば反応が停止し、強度の確保が困難に支障をきたすことになります。このため、外気温、生コンクリートのセメント量、空気量、水分量等の厳しい規定に加えて施工時の気温等を考慮した上で施工を進めています。

 

 

●※1 特定工程とは

行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「基礎及び地中梁の配筋工事の工程」が指定されています。

 

●※2 住宅性能評価とは

住宅性能表示制度とは平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度であり、国に登録されている第三者機関が客観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の2種類に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。

 

 


(現地仮囲いの様子)

 

 

7月からも引き続き、躯体工事を行っていきますので、これから仮囲いの外からでも2階・3階と建物が徐々に建ち上がっていく様子がご覧いただけると思います。

 

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