SCENES REPORTシーンズレポート

<工事進捗レポート>シーンズ尼崎

 

~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~

 

Vol.3(12/11公開)

24年12月度の工事進捗報告させていただきます。

 

シーンズ尼崎は、11月に最上階のコンクリートの打設が完了し、無事上棟(※)いたしました。

【※上棟とは】

木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。

 

木造軸組み工法における「上棟」

 

基本的には、木造軸組み工法以外に「上棟」という作業自体はありませんが、マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っております。

 

最上階配筋の様子

 

上棟した後は、建物を雨水の進入から守るための屋上の防水工事に進みます。

一般的に、マンションの屋上は平坦な陸屋根が採用されています。陸屋根といえど、勾配が全くないわけではなく、雨水がスムーズに流れるよう、適切な勾配が確保されています。

雨水の進入から建物を守るために、の屋上防水工事にてアスファルト防水(※)を施工しています。

【アスファルト防水とは】

従来から広く使われている防水工事の工法のひとつです。本物件では、「ルーフィングシート」とよばれるシートを、熱で溶かしたアスファルトを使って断熱材の上に貼りつけて防水層をつくる工法を採用しています。屋上は日射や熱射の影響を受けやすいため、屋上防水工事には信頼性のある材料の採用と精度の高い工事が求められます。

 

屋上防水下地検査状況

 

建物を雨水の進入から守るための工事になりますので、アスファルト防水を施工する前には、施工会社、設計監理者、大阪ガス都市開発にて、下地に不具合がないか等状況の確認を行いました。

 

内装工事も順調に進捗しております。

 

クロス施工状況

 

クロスの施工が下層階から順に進捗しており、クロスの施工完了後、床暖房やトイレ等を設置したあと、フローリングを敷いていきます。クロスの下端に巾木を施工し、その後木製建具の取付けを行えば、住戸の内装工事はほぼ完了となります。

 

完成したお部屋に不具合や間違いがないかを早期に確認するため、建物の完成に先立ち、「先行ルーム検査」を実施いたしました。

 

先行ルーム検査状況

 

検査では、施工会社、設計監理者・設計者、大阪ガス都市開発関係者の複数の目で図面通り施工されているか確認を行いました。

 

これから、建物周りの足場の解体が順次行われていきます。

寒い日が続いておりますが、もしお近くをお通りの際には、建物の足場が外れ、建物の外観が徐々に見えてくる状況をお楽しみいただければ幸いです。

 

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「シーンズサロン尼崎」では来場予約を受付しております。

建物完成模型も搬入され、建物デザインや外構計画などを実際にご覧いただけます。ご興味のある方はぜひご来場ください。

 

▽物件公式ホームページ

https://ogud.co.jp/scenes/amagasaki42/

 

Vol.2(8/26公開)

24年8月度の工事進捗を報告させていただきます。

 

7月中旬に5階、7月末に6階のコンクリート打設が完了し、8月下旬に7階コンクリート打設と8階の躯体工事(建築物の主要構造部をつくる骨組みの工事)着手を予定しております。

写真は5階コンクリート打設完了の様子です。

 

5階コンクリート打設完了状況

 

低層階から、サッシ取付工事が順次始まっております。サッシ取付工事は内装工事の中の一つで、内装工事自体は、躯体工事であらかじめ開けておいた開口部に、窓枠(サッシ)を取り付ける作業から始まります。サッシの取付けが完了した後、躯体との隙間をモルタルで埋める『トロ詰め』という作業を行います。写真は、サッシ取付が完了した、共用廊下の様子です。

 

 

共用廊下施工状況

 

サッシの取付け後、断熱材の吹付工事を行います。壁に付着しているピンク色の部分が現場発泡吹付硬質ウレタンフォーム(以下「発泡ウレタン」といいます。)です。 

発泡ウレタンは吹付後に発泡する性質を持ち、職人が現場の形状に合わせて隙間なく施工することができます。写真は、その様子です。

 

発砲ウレタン吹付けの様子

 

また、断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚みまで吹き付けることが非常に重要です。

本マンションでも、建設住宅性能評価に係る中間検査を受検し、十分な厚さが吹き付けられていることを確認しております。検査用のピンを用いて発泡ウレタンの厚みを確認することで、計画通りの施工ができているかを確認します。写真は、検査用のピンを用いて発泡ウレタンの厚みを確認している様子です。

 

発砲ウレタン検査の様子

 

発砲ウレタンの厚み確認

 

建物も6階まで建ち上がり、仮囲いの外からでも、建物の高さ・大きさを感じられると思います。

 

現場全景

 

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Vol.1(6/6公開)

24年5月度の工事進捗報告させていただきます。

 

基礎工事・1階のコンクリート打設が完了し、4月下旬より2階の躯体工事(建築物の主要構造部をつくる骨組みの工事)に着手にいたしました。

 

躯体工事の大きな手順としては墨出し、柱壁配筋、型枠建て込み、梁・スラブ(床版)配筋、検査、コンクリート打設の順です。このサイクル工程を最下階の1階から最上階の9階まで繰り返し行います。

 

躯体工事の様子

 

コンクリート打設前の検査では、

(1)施工者による自主検査

(2)設計監理者及び構造設計者の検査

(3)大阪ガス都市開発の検査

(4)第三者機関の検査(ERIソリューションに依頼)

(5)確認検査機関、特定工程※として日本ERIの検査

(6)住宅性能評価※に係る、西日本住宅評価センターの検査

からなる配筋検査を受けて、コンクリート打設を行っております。

 

設計監理者の配筋検査の様子

 

本物件の構造は、鉄筋コンクリート造を採用しております。鉄筋コンクリート造は、圧縮する力には強いが引っ張る力には弱いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋のそれぞれの長所を組み合わせることで、高い強度を実現したものです。RC(Reinforced Concrete)造とも呼ばれています。

コンクリートには、2つの状態があります。現場で施工する際のコンクリートは生コン(フレッシュコンクリート)と呼ばれ、生コンの構成成分となる水とセメントが水和反応によって徐々に硬化し、所定の強度を発現することになります。この状態を硬化コンクリートと呼びます。

 

1階床コンクリート打設完了時の様子

 

水和反応の過程で、例えば乾燥により水分がなくなれば反応が停止し、強度の確保が困難に支障をきたすことになります。このため、外気温、生コンクリートのセメント量、空気量、水分量等の厳しい規定に加えて施工時の気温等を考慮した上で施工を進めています。

 

※特定工程とは

行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「2階の床及びこれを支持する梁に鉄筋を配置する工事の工程」が指定されています。

 

※住宅性能評価とは

住宅性能表示制度とは平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度であり、国に登録されている第三者機関が客観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の2種類に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。

 

5月からは、引き続き、躯体工事を行っていきますので、これから仮囲いの外からでも2階・3階と建物が徐々に建ち上がっていく様子がご覧いただけると思います。

 

現場全景

 

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