~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
シーンズ天王寺烏ヶ辻は、10月に最上階のコンクリートの打設が完了し、無事上棟(※)いたしました。
【※上棟とは】
木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。
木造軸組み工法における「上棟」
基本的に、木造軸組み工法以外に「上棟」という作業自体はありませんが、マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っております。
最上階配筋検査の様子
最上階コンクリート打設の様子
最上階コンクリート打設後
型枠脱型後
写真に見える四角い凸部分は、屋上に設置する設備機器の基礎です。
今後の工事では、建物を雨水の進入から守るための屋上防水を行っていきます。
階段やバルコニーなどの共用部も段々と仕上がってきております。
階段施工状況
バルコニー施工状況
建物外壁面のタイル工事も進捗しております。今後の工事では、施工されたタイルの剥離を防止するため、タイルの下地が適切な強度で施工されているか検査を行っていきます。
外壁タイル施工状況
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▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/karasugatsuji40/
8月末現在、躯体は13階まで立ち上がってきました。
建物から南側には、天王寺の街並みを望むことができます。
北東外観
13階施工状況(南東を望む)
7月には、施工会社と大阪ガス都市開発の双方における安全意識の共有と向上のため、2社合同で「現場安全巡回」を実施いたしました。
安全対策の意見交換会として、担当者が今までに体験したヒヤリハット (※)や、本建設現場における安全確保のためのこだわり、会社としての安全に関する取り組み、今後の課題などを話し合い、「安全」の視点で建設現場の巡視を行いました。
(※)ヒヤリハットとは
業務中に「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりする危険な状況が発生したものの、事故や災害には至らなかった事象を指します。
大阪ガス都市開発では、より安心・安全に配慮して皆さまに住まいをご提供できるよう、今後も活動を行ってまいります。
建設現場巡視の様子
さて、内装工事も順調に進捗しております。
前回ご紹介したクロスの施工完了後に、フローリングや巾木、建具の取付などを行い、お部屋が完成します。完成したお部屋に不具合や間違いがないかを早期に確認するため、建物の完成に先立ち、「先行ルーム検査」を実施いたしました 。
クロス施工後
フローリング施工後
先行ルーム検査状況
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今回は、前回に引き続き、内装工事についてお伝えします。
前回ご紹介したサッシの取付と断熱材の吹付が終わると、レベリング(※)、ユニットバスの据付けの工事を行います。
(※)レベリングとは
コンクリート床の上に「セルフレベリング材」とよばれる材料を流し込む工程のことです。
流動性の高い液体が自然に流動して平らになる特性を利用して、凸凹のある床を平滑に仕上げることができます。
ユニットバス据付状況
次に、墨出しを行い間仕切り壁等の位置を決め、壁の下地となる木軸壁や天井の下地を施工していきます。
木軸状況の現場確認として、施工会社、設計監理会社と大阪ガス都市開発にて木軸検査を行いました。スイッチやコンセントなどの電気設備の配置や、エアコンやタオル掛け等を取り付けるための下地の位置、仕上げ工程の中で隠蔽される配管状況などが図面通り施工されているか確認しました。
木軸検査状況
続いて、木軸の上に壁紙の下地となるボードを貼っていきます。段々とお部屋らしくなってきました 。
ボード貼状況の現場確認としても、同様に三者での検査を行っております。
ボード貼り状況
ボードの上に、壁紙(クロス)を施工していきます。ボードには継ぎ目やタッカー(固定のための金属針)跡等の凹凸があり、そのままでは綺麗にクロスを貼ることができないため、平滑な下地を作る必要があります。
まずはペースト状の『パテ』と呼ばれる下地材でボードの継ぎ目などの凹凸を埋めていきます。パテが乾燥したらペーパーをかけ、数ミリ単位で滑らかな下地を作ることによって、クロスが綺麗な仕上がりとなります。
下地が出来上がれば、クロス貼りの作業に移ります。専用の機械でクロスの裏面に糊付けし、金属ヘラやブラシを使って下地と密着させるように貼ります。クロスの継ぎ目は目立たないようカッターで丁寧にまっすぐ切り取り、ローラーを使って入念に圧着します。
クロス施工状況
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2024年4月までの工事内容をお伝えします。躯体工事は順調に進んでおり、足場も高くなってまいりました。
躯体施工状況
現場全景
今回のレポートでは、内装工事についてご紹介します。
内装工事は、開口部に窓枠(サッシ)を取り付ける作業から始まります。サッシと躯体を所定の間隔で溶接し固定した後、躯体との隙間をモルタルで充填する「トロ詰め」という作業を行います。
サッシの取付け後、ウレタン(断熱材)の吹付工事を行います。
写真の壁に付着しているピンク色の部分が「現場発泡吹付硬質ウレタンフォーム(発泡ウレタン)」とよばれる断熱材です。
断熱材には「暑さ」「寒さ」など、外気温を室内に伝わりにくくする役目があり、快適な室内環境の実現にとても大切な工事となります。設計図書で指定された厚みを確保することが非常に重要であり、大阪ガス都市開発、設計監理者による検査に加え、住宅性能評価に係る中間検査も受検しています。検査用のピンを用いて発泡ウレタンの厚みを確認することで、計画通りの施工ができているかを確認します。本マンションでは西日本住宅評価センターが検査を実施し、合格証を取得しております。
断熱材施工状況
断熱材検査の様子
一方、外観などの仕上げ関係の打合せも進めております。
写真は外壁の吹付タイルの色や種類について、実際に取り寄せたサンプルを見ながら選定しています。
吹付タイル選定状況
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基礎工事が進み、さらに上階を作っていくための足場も組み上がってまいりました。
現場全景(2023年12月)
現場全景(2024年1月)
建設工事現場の様子をお伝えします。
前回レポートでお伝えした基礎地中梁のコンクリートの打設が完了しました。
基礎地中梁施工状況
基礎地中梁の施工が終われば、いよいよ建物が地面から立ち上がっていきます。上階については、①壁配筋→②型枠工事→③梁・スラブ配筋→④コンクリート打設→⑤型枠脱型のサイクルで進めていきます。
(1)施工会社による自主検査
(2)設計監理者及び構造設計者の検査
(3)大阪ガス都市開発の検査
(4)第三者機関の検査(ERIソリューションに依頼)
(5)確認検査機関、特定工程(※)として日本確認検査センターの検査
(6)住宅性能評価に係る、日本建築センターBCJの検査
※特定工程とは
行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「2階の床及びこれを支持する梁に鉄筋を配置する工事の工程」が指定されています。
2階スラブ配筋状況
本物件では、ボイドスラブ工法を採用しています。スラブ下側の鉄筋の上に、『ボイド型枠』と呼ばれる部材(写真の白い部材)を設置してスラブ上側の鉄筋を配置した後、浮き止め金具で固定してコンクリートを流し込みます。
ボイドスラブ工法の最大の特徴は、通常スラブよりも剛性が高く、スラブ全体が梁の役目を果たすことで、小梁をなくしても強度が保てるということです。また、優れた遮音性を持ち、上階の生活音や振動が下階に伝わりにくくなるなどの利点もあります。
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大阪ガス都市開発による【構造勉強会】を開催しました。
設計監理者、構造設計者、施工会社、電気設備工事業者、機械設備工事業者の各社現場担当に参加頂き、大阪ガス都市開発品質管理担当より、躯体工事および設備工事の大阪ガス都市開発仕様における重要確認項目をお伝えしました。
また設計図書を基に実際の施工のための詳細な情報を書き込まれた施工図を確認しながら、注意点や各工事業者間での調整事項について共有を行いました。
現場事務所での構造勉強会の様子
建設現場では、山留工事と杭工事が完了した後、掘削工事に着手しました。建物の基礎工事を行うために敷地内の土を掘り場外に搬出する工事となります。
掘削工事中状況
掘削を終えると、基礎工事に移ります。
まずは基礎の土台として「捨てコン(捨てコンクリート)」を打設します。これは、コンクリートを流し込む型枠や鉄筋を正確に施工できる様に平滑な作業場を作る目的があります。
捨てCON打設状況
その後、建物を建てるための基準となる線を印付ける「墨出し」を行い、鉄筋を組み立てる「配筋」工事を進めていきます。まずは、建物の基礎地中梁の配筋を行います。
基礎地中梁配筋状況
【POINT】
シーンズでは、基礎の配筋時には以下の検査を受検し、すべての検査に合格してからコンクリートの打設工程にすすみます。
(1)施工会社による自主検査
(2)設計監理者及び構造設計者の検査
構造設計者による配筋検査の様子
(3)大阪ガス都市開発の検査
(4)第三者機関の検査(ERIソリューションに依頼)
(5)確認検査機関、特定工程(※)として日本確認検査センターの検査
建築確認中間検査の様子
※ 特定工程とは
行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「基礎及び地中梁の配筋工事の工程」が指定されています。
(6)住宅性能評価(※)に係る、日本建築センター(BCJ)の検査
※ 住宅性能評価とは
住宅性能表示制度とは平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度であり、国に登録されている第三者機関が客観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の2種類に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。
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2023年7月、シーンズ天王寺烏ヶ辻の工事を着工いたしました。
現場全景
着工に先立ち、工事関係者等(設計者、監理者、施工会社、管理会社他)で着工前会議を実施し、工事内容及び工程の確認を行い、建設現場を進捗させていきます。
現地では、縄張り(※)確認を施工者・設計監理者と共に行い、敷地内の建物の位置や建物の「通り芯」、計画レベルなど、設計図通りに建物位置の計画がされていることを確認いたしました。
縄張り確認実施状況
(※) 縄張り(なわばり)確認とは、建築工事に先立ち、敷地に縄を張って、計画建物の正確な位置を確認することです。設計図通りに工事を進めるため最初に行う重要な作業となります。
建物の基礎をつくるために、まず山留工事を行います。山留(やまどめ)工事とは、掘削工事の際に、地盤が崩壊することを防ぐことを目的に、支えとなる仮設構造物をつくる工事のことです。写真は重機を使い、削孔して土とセメントを混練しながら山留壁を作っている様子です。
山留施工状況
山留工事が終わると、杭工事に入ります。
杭を施工するにあたって、施工機械の適合性、地盤状況、支持力等の確認調査を行います。
地盤調査によって取得したボーリングデータを基に支持層を決めて設計を行っていますが、杭の先端がこの支持層に到達しているかを確認します。
支持層深度確認状況
支持層確認が完了すると、杭に使用する鉄筋かごの配筋検査を行い、杭孔に建込んでいきます。
鋼管、鉄筋かご配筋 検査状況
建込みが完了するとコンクリートを順次打設していきます。
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「シーンズサロン天王寺」では来場予約を受付しております。
建物完成模型も搬入され、建物デザインや外構計画などを実際にご覧いただけます。ご興味のある方はぜひご来場ください。
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