~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
外構工事、専有部・共用部の最終クリーニングが完了し、竣工を迎えました。
施工会社や設計事務所をはじめとした多くの関係者が一丸となり、約18か月の工事期間を無事に終えることができました。
外観
基壇部はヨロイ調の凹凸があるタイルを貼ることで重厚感ある雰囲気とし、中上層階は二層ごとのグリッドで構成した外観となっております。
エントランスアプローチ
エントランスアプローチには石積みと豊富な植栽を配し、邸宅感と自然の潤いを感じることができる空間に仕上げました。
エントランスホール(光壁)
エントランスホール(中庭)
エントランスホールには、豊臣時代の「大坂」を象徴する金箔瓦を想起させる、洋白や金色で装飾されたガラスの光壁を設置しています。その先には枝垂れ梅のある中庭を眺めながらほっとひと息つける空間を設えました。
サイクルポート
自転車置場は全住戸サイクルポートとしており、各世帯自転車を2~3台置くことができます。(区画によってサイズが異なり、駐輪台数が異なります。)
専用防災備蓄倉庫&専用宅配ボックス
共用廊下には全住戸分の防災備蓄倉庫と宅配ボックスを設置しました。専用防災備蓄倉庫には、もしもの災害時に役立つ防災用品を備えることができます。また、専用宅配ボックスは家の前まで荷物を運んでもらえるので、重たい荷物を共用部の宅配ロッカーから運び上げる手間を解消することができます。
「お客さまが日々新たな歓びを実感する住まい」を目指して完成したシーンズ天王寺真田山公園が、皆さまに永く愛されるマンションとなることを願っております。
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南面現場全景
南西面現場全景
8月上旬に最上階までのコンクリート打設が完了し、上棟いたしました。
上棟とは、
木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。基本的には、木造軸組み工法以外に「上棟」という作業自体はありませんが、マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っております。
また、コンクリート工事と並行して部屋内では内装工事が順次進んでおりますが、
内装工事の主な手順は以下の通りです。
①サッシ取り付け:躯体工事で予め開けておいた開口部に、窓枠(サッシ)を取り付ける作業
②断熱工事:壁に付着しているピンク色の部分が現場発泡吹付硬質ウレタンフォームという断熱材であり、断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚みまで吹き付けることが非常に重要です。
断熱工事完了状況
※左側の箱はユニットバス(お風呂)です。
③木軸:お部屋の間仕切壁の下地となる木軸を組んでいきます。
木軸工事完了状況
④ボード貼り:木軸の上から石膏ボードを貼り、軸から壁へと変わっていきます。
ボード貼り工事完了状況
⑤クロス貼り:石膏ボードの表面を平滑にし、クロス(壁紙)を貼り付けてようやく、お客さまが入居される際にご覧になる壁の状態となります。
クロス施工完了状況
クロスを貼り終えると、床暖房やトイレ等を設置したあと、フローリングやクッションフロアシートを敷いていきます。クロスの下端に巾木を施工し、その後木製建具の取付けを行えば、住戸の内装工事はほぼ完了となります。
内装工事は下層階から順に進捗しており、上階の内装工事も同様に進めていきます。
9月中旬ごろからは外部足場の解体を開始するので、建物外観をご覧いただけるようになります。
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▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/tamatsukuri27/
1階躯体工事が完了し、つづく2階の各工事を進めています。
現場全景
■ボイドスラブ工法について
土工事・基礎工事、1階躯体工事が完了後、つづく2階の躯体工事を進めています。
写真の白い部材は「ボイド(空洞)スラブ」を施工する為の材料で、発泡スチロールにより床のコンクリート内に空洞を設け、躯体重量を軽減し、部屋の中に小梁を出さず広々とした空間をつくることができます。また、従来のコンクリート床に比べて、遮音性にも優れた工法だといわれています。
■特定工程の検査について
2階床のコンクリート工事は、全工程の中でも重要とされており、建築基準法上には「特定工程」と呼ばれています。シーンズでは、下記5重のチェックを行うことで、品質の確保に努めています。
①施工者自主検査
②設計監理者検査
③事業主(大阪ガス都市開発)検査
④確認検査機関による特定工程検査
⑤住宅性能評価機関による検査
これらの検査を経て、晴れて2階床コンクリートの打設を行うことができるのです。
配筋・ボイドスラブ施工後のコンクリート打設 2階床配筋検査(住宅性能検査)
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シーンズ天王寺真田山公園の工事が着工しております。
今回は10月~12月度の工事進捗状況をお伝えします。
<10月>
掘削工事に着手しました。
建物の基礎工事を行うために敷地内の土を掘り場外に搬出しました。
掘削工事
掘削工事の完了後、杭上部の削り取りを行います。これは杭頭処理と呼ばれ、杭上部に浮き上がった不純物の多い箇所を取り除くことで、コンクリート杭と基礎躯体を一体化するために重要な工程となります。
基礎工事の着手前には捨てコンクリートを打設します。これは、コンクリートを流し込む型枠や鉄筋を正確に施工できる様に平滑な作業場を作る目的があります。
その後、基礎地中梁の配筋工事に着手しました。
杭頭処理後、捨てコンクリート打設状況
基礎地中梁の配筋工事
<11月・12月>
前月に引続き基礎躯体工事を行いました。
建物の基礎部分は、給排水管や電気幹線を通す為のスペースや点検・メンテナンススペースとして利用するピットとして重要な役割があります。そのため基礎地中梁には多くの設備スリーブや人通孔(メンテナンス用に人が通るためのスペース)が計画的に配置されており、開口補強筋などで適切に補強します。
スリーブ入れ完了後、コンクリートを打設するための型枠を組み上げていきます。
基礎地中梁のスリーブ・人通孔
地中梁型枠建込み
耐圧盤ピットスラブ配筋状況
地中梁型枠
基礎地中梁の配筋・型枠工事が完了後は、コンクリート打設前に各種検査を実施しました。
①施工者による自主検査
②設計監理者および構造設計者の検査
③大阪ガス都市開発(事業主)の検査
④第三者機関の検査(一般財団法人日本建築センターに委託)
⑤確認検査機関による特定工程検査(日本ERI)
⑥住宅性能評価機関の検査(西日本住宅評価センター)
設計監理者検査
事業主検査
検査による指摘事項を適切に是正し、検査合格後にコンクリート打設に着手しました。
基礎(下部)コンクリート打設
耐圧盤ピットスラブコンクリート打設
型枠脱型後の状況
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