~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
大阪ガス都市開発では、建設現場での定期的な打合せとして、工事全体の進捗状況の確認、協議を主とする「総合定例会議」や、建築・設備等の専門分野ごとに開催する「分科会」を実施しています。これらの会議は、新型コロナウイルス感染症に配慮し、対面での開催は最小限とし、Web会議システム等を活用したリモート開催に努めています。
6月末時点で9階までのコンクリート打設が完了し、上棟まであとわずかです。
現場全景
また、コンクリート工事と並行して部屋内では内装工事が順次進んでおります。
内装工事の主な手順は以下の通りです。
①サッシ取り付け:躯体工事で予め開けておいた開口部に、窓枠(サッシ)を取り付ける作業
②断熱工事:壁に付着しているピンク色の部分が現場発泡吹付硬質ウレタンフォームという断熱材であり、断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚みまで吹き付けることが非常に重要です。
③木軸:お部屋の間仕切壁の下地となる木軸を組んでいきます。
④ボード貼り:木軸の上からボードを貼り、軸から壁へと変わっていきます。
⑤クロス貼り:ボードの表面を平滑にし、クロス(壁紙)を貼り付けてようやく、お客さまが入居される際にご覧になる壁の状態となります。
クロスを貼り終えると、床暖房やトイレ等を設置したあと、フローリングやクッションフロアシートを敷いていきます。クロスの下端に巾木を施工し、その後木製建具の取付けを行えば、住戸の内装工事はほぼ完了となります。
内装工事は下層階から順に進捗しており、上階の内装工事も同様に進めていきます。
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▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/tennoji20/
現場全景(コンクリート打設中)
■ボイドスラブ工法について
土工事・基礎工事完了後、つづく躯体工事を進めています。
写真の銀色の材は「ボイド(空洞)スラブ」を施工する為の材料で、鋼材に発泡スチロールで蓋をしたものです。この工法で、床のコンクリートに空洞を設け、躯体重量を軽減し、部屋の中に小梁を出さず広々とした空間をつくることができます。また、従来のコンクリート床に比べて、遮音性にも優れた工法だといわれています。
ボイド施工状況
■特定工程の検査について
2階床のコンクリート工事は、全工程の中でも重要とされており、建築基準法上には「特定工程」と呼ばれています。シーンズでは、下記5重のチェックを行うことで、品質の確保に努めています。
①施工者自主検査
②設計監理者検査
③事業主(大阪ガス都市開発)検査
④確認検査機関による特定工程検査
⑤住宅性能評価機関による検査
これらの検査を経て、晴れて2階コンクリートの打設を行うことができるのです。
2階配筋検査
2階コンクリート打設状況
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シーンズ天王寺フロントマークスの工事を着工しました。
10月は、掘削工事に着手しました。建物の基礎工事を行うために敷地内の土を掘り場外に搬出します。
掘削工事
掘削工事の完了後、杭上部の削り取りを行います。これは杭頭処理と呼ばれ、杭上部に浮き上がった不純物の多い箇所を取り除くことで、コンクリート杭と基礎躯体を一体化するために重要な工程となります。
基礎工事の着手前には捨てコンクリートを打設します。これは、コンクリートを流し込む型枠や鉄筋を正確に施工できる様に平滑な作業場を作る目的があります。
杭頭処理完了後
捨てコンクリート打設完了後
11月からは、地中梁の配筋・型枠工事に着手しました。
地中梁配筋
地中梁型枠
建物地下の基礎部分を支える、基礎地中梁の配筋・型枠工事が完了の完了後、コンクリートを流し込む前に各種検査を実施いたしました。
①施工者による自主検査
②設計監理者の検査
③大阪ガス都市開発(事業主)の検査
④第三者機関の検査(一般財団法人日本建築センターに委託)
⑤確認検査機関による特定工程(法定)検査
⑥住宅性能評価機関の検査
設計監理者
確認検査機関による特定工程(法定)検査
検査による指摘事項を適切に是正し検査合格後にコンクリート打設に着手します。
コンクリート打設完了後
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