~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
11・12月度の工事進捗を報告します。
外構工事、専有部・共用部の最終クリーニングが完了し、竣工を迎えました。
施工会社や設計事務所をはじめとした多くの関係者が一丸となり、約21か月の工事期間を無事に終えることができました。
凛ノ邸 外観①
凛ノ邸 外観②
彩ノ邸 外観①
彩ノ邸 外観②
ファサードの全面に、それぞれ異なる角度をつけたルーバー面格子を採用。外からの視線を遮りプライベート性を高めるとともに、眺める角度により異なる表情を魅せています。
縦格子と横格子を組み合わせた市松模様のような邸宅意匠には、幾つもの時を重ねた古都の歴史と伝統への憧憬と敬意を込めています。
また、京町家の瓦をイメージさせる燻し調のカラーを基調に、風合い豊かなボーダータイルやアルミパネルなど異なる素材を組み合わせ、他とは一線を画す個性を追求しています。
凛ノ邸 エントランスアプローチ
凛ノ邸 エントランスホール
京都の伝統的な空間づくり「路地」を彷彿させるアプローチを抜けると、漆工芸のアートと、伝統工芸「京からかみ」を使用した光壁がもてなすエントランスホールへ。路地に差し込む太陽の光のように、間接照明からやさしい灯りが零れます。
彩ノ邸 エントランスアプローチ
彩ノ邸 エントランスホール
屋根のあるトンネル状の小径「辻子」をイメージしたアプローチは、ぬくもり豊かな木調のルーバーが連なり、幻想的な光景を織りなします。また、エントランスホールの光壁には伝統工芸の組子細工をあしらい、繊細な陰影を描きます。
共用廊下~住戸玄関扉
ホテルライクな落ち着いた内廊下を通ると、各住戸の玄関前には伝統工芸である和紙を使用したポーチ灯がともります。お帰りの際に心のやすらぎを提供します。
住戸玄関~廊下
重厚で高級感あふれる人造大理石タイルを住戸玄関から廊下まで貼り伸ばしました。玄関には、お出かけの際の準備や一時的な荷物置場として便利に活用できる玄関ベンチを設置。なにげない時間にも、ひとつ上の心地よさを味わえる工夫を施しています。
「お客さまが日々新たな歓びを実感する住まい」を目指して完成したシーンズ京都四条烏丸が、皆さまに永く愛されるマンションとなることを願っております。
☆今回が最終投稿となります。最後までご覧いただきありがとうございました。☆
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
9・10月度の工事進捗を報告します。
■北棟(凛ノ邸)
エントランスの内装工事、外構工事を進捗してまいりました。
建物の顔となる部分が徐々に出来上がってきております。
北棟アプローチ施工状況
エントランスホールの光壁、アートを設置するニッチ部分には照明を仕込んでおります。
アートがより綺麗に見える配置を、施工会社、監理会社、デザイン監修担当者、大阪ガス都市開発担当者が現地で実際に確認し、決定していきます。
光壁照明確認の様子
アート設置部分照明確認の様子
内装工事が終了し、施工会社・設計監理会社・管理会社・大阪ガス都市開発それぞれが、専有部内やエントランスなどの共用部の仕上がり状況の確認として、竣工検査を行っております。
また、建築基準法に基づく指定確認検査機関(日本ERI)による建築確認検査、京都市消防局による消防検査を受検し、それぞれの検査済証を取得しております。
■南棟(彩ノ邸)
上階の外装検査が完了したところで、一度すべての足場をばらし、1~2階の鉄骨庇の工事を行いました。角度のパターンを変化させた、3スパンの格子バルコニーと京都らしい二重の庇の構成はとても迫力があり、なおかつ繊細な印象をもたらして街並みに溶け込む意匠となっております。
夜は住戸内の灯りがほんのりともり、より陰影の美しさが際立ちます。
南棟外観(23年9月)
南棟外観(23年10月)
南棟外観(夜景、23年10月)
北棟同様、10月から11月にかけて、施工会社・設計監理会社・管理会社・大阪ガス都市開発による仕上がり状況の確認として、竣工検査を行っております。
また、建築基準法に基づく建築確認検査、京都市消防局による消防検査についても検査済証を取得しております。
11月は残りの内装や外構について、最後の仕上げ工事を行っていきます。
12月のお客さまへのお引渡しにむけ、よりよい品質のマンションとなるよう最後まで調整を進めてまいります。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
23年6月~8月度の工事進捗を報告します。
■北棟(凛ノ邸)
北棟では、4月より着手しておりました鉄骨庇の組み立て・外装工事が無事終了し、すべての足場が解体されました。縦格子と横格子を組み合わせた「市松模様」のような邸宅意匠には、古都の歴史と伝統への憧憬と敬意を込めています。
北棟足場解体後状況
■南棟(彩ノ邸)
2023年7月、南棟(彩ノ邸)が無事上棟しました。
【上棟とは?】
木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。基本的には、木造軸組み工法以外に「上棟」という作業自体はありませんが、マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っております。
【豆知識:屋上アスファルト防水】
一般的に、マンションの屋上は平坦な陸屋根が採用されています。陸屋根とはいえ、勾配が全くないわけではなく、雨水がスムーズに流れるよう、適切な勾配が確保されています。
また、雨水の進入から建物を守るために、「アスファルト防水」を施工しています。アスファルト防水とは、従来から広く使われている防水工事の工法のひとつです。
本物件では、「アスファルトシート」とよばれるシートの裏面にコーティングされたアスファルトを、ガスバーナーでアスファルトを溶かしながら接着する工法(トーチ工法)を採用しています。
屋上は日射や熱射の影響を受けやすいため、屋上防水工事には信頼性のある材料の採用と精度の高い工事が求められます。
屋上防水下地検査状況
屋上防水工事状況
内装工事も順調に進捗しております。
内装工事の現場確認として、施工者、設計監理者と大阪ガス都市開発の3者にて、木軸(お部屋の骨組みとなる建材)の施工状況の検査、また、プラスターボード(壁の下地)の施工状況の検査を行いました。木軸や下地を施工するという、一つ一つのミリ単位の細かい仕事も、職人が手作業で行っております。それらの取付完了後、スイッチやコンセントなどの電気設備の配置や、仕上げ工程の中で隠蔽される配管状況などが、図面通り施工されているか確認しました。
木軸検査状況
ボード貼り検査状況
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
23年5月度の工事進捗を報告します。
■北棟(凛ノ邸)
2,3月度のレポートでは、住戸内装の造作工事についてお伝えしました。
プラスターボード(壁の下地)を施工したのち、下階の住戸から順番に、壁と天井にクロスを貼っていきます。その後床暖房やトイレ等を設置し、フローリングを敷いていきます。
5階 壁・天井クロス施工状況 4階 床フローリング施工状況
■TOPICS:クロス貼り プラスターボードには継ぎ目やタッカー(固定のための金属針)跡等の凹凸があり、そのままでは綺麗にクロスを貼ることができないため、平滑な下地を作る必要があります。 まずはペースト状の『パテ』と呼ばれる下地材でボードの継ぎ目などの凹凸を埋めていきます。パテが乾燥したらペーパーをかけ、数ミリ単位で滑らかな下地を作ることによって、クロスが綺麗な仕上がりとなります。 下地が出来上がれば、クロス貼りの作業に移ります。専用の機械でクロスの裏面に糊付けし、金属ヘラやブラシを使って下地と密着させるように貼ります。クロスの継ぎ目は目立たないようカッターで丁寧にまっすぐ切り取り、ローラーを使って入念に圧着します。 |
共用部の内装工事も進捗しております。エントランスへ続くアプローチ部分には、京都の伝統的な空間づくりである「路地」をイメージし、タイルを貼っていきます。
エントランスアプローチタイル施工状況
■南棟(彩ノ邸)
北棟を追いかけて、南棟でも内装の工事がスタートしました。
内装工事は住戸のサッシの取付け工事から始まります。サッシと躯体を所定の間隔で溶接し、固定します。次にサッシと躯体の隙間に防水モルタルを充填することで取付工事が完了します。
1階 サッシ取付け状況
建物の地下にも配管が施工されます。地下に設けた空間(=地下ピット)に配管を通すことで、メンテナンスを容易にするというメリットがあります。
検査や点検時に配管の接続状況が目視で確認できるよう、配管同士の継ぎ目は透明になっています。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
23年4月度の工事進捗を報告します。
■北棟(凛ノ邸)
北棟では外壁タイルの検査とルーバーの取付工事が終了し、一度足場が解体されました。
建物の顔となる西面では、角度を付けた縦横ランダムの外装ルーバーが印象的です。
足場解体後には再度足場を組みなおし、2階と3階の鉄骨庇の組み立て工事を行っております。
外装ルーバー取付状況
足場の解体までには、外装やタイルの各種検査を受検し合格する必要があります。
今回は、タイルの『引張試験』についてご紹介します。
『引張試験』とは、施工されたタイルの剥離を防止する目的で、接着強さが日本建築学会JASS19「陶磁器質タイル張り工事」に定める数値の基準を満たしていることを確認するために行います。
「引張試験機」で壁面に対し垂直方向に引っ張り、タイルの接着強さを測定します。
北棟外壁タイル引張試験状況
■南棟(彩ノ邸)
南棟では、前月に引き続き2階~3階までの躯体工事が進捗しております。
大阪ガス都市開発による2階壁配筋検査状況
3階の梁床配筋についても、施工会社の自主検査、設計監理者・大阪ガス都市開発の検査に加え、第三者検査として(株)日本建築センターの検査を受検しております。
第三者検査機関(日本建築センター)による3階梁床配筋検査状況
監理者による3階梁床配筋検査状況
3階床配筋状況
これらの検査に合格し、コンクリートが打設されております。
次月は、順次進んでおります内装工事についてレポートいたします。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
23年2月から23年3月の工事進捗を報告します。
北棟(凛ノ邸)の外装関連の工事を進め、南棟(彩ノ邸)の施工を前に先行して北棟(凛ノ邸)の足場を部分的に解体いたしました。
北棟(凛ノ邸) 屋上防水施工状況
北棟(凛ノ邸) タイル打診検査
北棟(凛ノ邸) 先行足場解体後状況
南棟(彩ノ邸)の敷地及び、南側道路(松原通り)より市松模様の外観がお披露目になりました。
南棟(彩ノ邸)の施工は、基礎工事から行います。これまで北棟(凛ノ邸)の躯体工事は南棟(彩ノ邸)の敷地を利用しながら施工を進めてきましたが、南棟(彩ノ邸)の躯体工事は概ね南棟(彩ノ邸)の敷地内にて工事を進めます。
南棟(彩ノ邸) 基礎工事状況
南棟(彩ノ邸) 1階床検査状況
基礎及び1階床の配筋検査は、設計監理者、大阪ガス都市開発の検査に加え、第三者検査として㈶日本建築センターの検査を受検し、設計図書通りの施工がなされていることを確認後、コンクリート打設を行っております。
内装工事の状況としてはサッシ工事と断熱工事の後、造作工事を開始しております。
木軸と呼ばれる造作材を施工し、内装のプラスターボードを施工していきます。
内装検査(ボード検査)状況
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
22年11月後半から23年1月の工事進捗を報告します。
前回に引き続き、北棟(凛ノ邸)の躯体工事を進め、北棟が最上階である5階の躯体工事が完了し、無事上棟を迎えました。
※上棟とは、木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っています。
北棟 最上階配筋検査状況
(第三者検査として㈶日本建築センターの検査受験)
最上階の配筋検査は、設計監理者、大阪ガス都市開発の検査に加え、第三者検査として㈶日本建築センターの検査を受検し、設計図書通りの施工がなされていることを確認後、コンクリート打設を行っております。
北棟 最上階コンクリート打設後状況
下層階では内装工事が進捗しています。
サッシ取付状況
内装工事は、躯体工事であらかじめ開けておいた開口部に、窓枠(サッシ)を取り付ける作業から始まります。住戸の窓となるアルミサッシを躯体工事で仕込んだ取付用アンカーに溶接にて固定していきます。
断熱工事施工後状況
サッシ取り付け後、ウレタン(断熱材)吹付工事を進めます。写真のピンク色の部分がウレタンの施工箇所となります。断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚みまで吹き付けることが非常に重要です。シーンズでは、建設住宅性能評価に係る中間検査を受検し、十分な厚さが吹き付けられていることを確認してから次工程に移ります。
外装タイル貼施工後状況
また、外装工事もタイル工事を中心に進捗しています。
採用に至るまで複数回の色味調整を行った採用品番にて本マンションオリジナルのタイルを施工しています。
<トピックス>
大阪ガス都市開発による外装タイル張り勉強会、防水工事勉強会、造作(仕上げ)工事勉強会を開催しました。
主要工種について設計監理者、施工者のみではなく各工事の職長と一緒に仕様や注意事項を確認する場を設け、各工事の着手をしております。
また、意匠面に特化したデザインレビューも北棟にて実施しました。
今回は設計監理者と施工者に加え、デザイン監修者である光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所にも参加頂き、デザイン面での各所ディテール及び素材等の図面への落とし込みを確認しました。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
10月から11月前半の工事進捗を報告します。
前回に引き続き、北棟(凛ノ邸)の躯体工事を進めており、2階、3階、4階のコンクリート打設が完了しております。
今回は鉄筋工事の作業内容の一部をご紹介させて頂きます。
5階 床型枠工事完了時点状況
柱及び壁の型枠工事、鉄筋工事が完了すると、その上階へと型枠工事、鉄筋工事を進めていきます。
床の型枠工事が完了した段階で、梁の鉄筋工事の作業を行います。梁の主筋は、圧接と呼ばれる手法を用い、鉄筋同士をつなぎ合わせます。(柱の主筋についても同様です。)
Q:主筋とは?
A:コンクリートの特性として圧縮強度100に対し引張強度は10、即ち1割程しか強度を有していないため、鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete(補強されたコンクリート))の建築物では、主に曲げ応力によって生じる引張力を負担する鉄筋をいれて補強しています。柱の主筋とは上下に貫通する太い鉄筋、梁の主筋とは水平に流れる太い鉄筋を指します。
Q:圧接とは?
A:柱や梁の主筋の代表的な継手の一つで、他にも溶接継手や機械式継手などがあります。
本物件では、主筋の継ぎ手について、ガス圧接継ぎ手を採用しており、ガスの熱と圧力で、鉄を【溶かさず】に固体のまま鉄原子に活発な運動をさせ、再配列させて鉄筋を一体化する工法を採用しています。
梁 圧接作業状況
圧接後の外観試験
圧接については、JIS Z 3881「ガス圧接技術検定における試験方法及び判定基準」に基づく技量検定試験に合格し、認証された技量資格者が作業を行っております。
圧接後は、JIS Z 3062「鉄筋コンクリート用異形棒鋼ガス圧接部の超音波探傷試験方法及び判定基準」に基づき、第三者である㈳日本鉄筋継手協会認定「優良鉄筋継手部検査会社」にて超音波探傷試験を行います。この超音波探傷試験は圧接部のふくらみの内部で、一体化していない可能性もあるため、専門の検査機関にて抜き取り調査を実施します。
写真は圧接後、全数行う外観試験の状況です。「ふくらみ」や「軸の偏心量」「軸のずれ」が所定の規定以内であることを確認します。
梁の鉄筋工事後、ボイドスラブ施工を含む床配筋工事を進め、設計監理者の検査を受けます。
設計監理者の配筋検査状況
その検査に合格した後、コンクリート打設を行います。
コンクリート打設状況
<トピックス>
仕上げ工事着手前の確認として、デザイン監修者の光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所による外装材料の確認を実施しております。現場内に採用予定材料のサンプルやモックアップを揃え、実際の日の当たり方を確認しながら、色彩等の最終調整を行いました。
光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所による現地確認
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
前月に引き続き、北棟(凛ノ邸)の躯体工事を進めております。
<2階梁床版配筋検査状況>
施工者の自主検査に加え、設計監理者による検査、大阪ガス都市開発による検査を行い、施工品質の確認を行いました。2階梁床版配筋時には、住宅性能評価(※1)に係る検査、確認検査機構による特定工程(※2)の検査も行っております。
確認検査機構による特定工程検査状況
コンクリート打設前の状況
●※1 住宅性能評価
平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の制定に伴い、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度(住宅性能表示制度)に基づき、国に登録されている第三者機関が客観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の2種類に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。
●※2 特定工程
行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「2階の床及びこれを支持する梁に鉄筋を配置する工事の工程」が指定されています。
これらの検査にすべて合格したのち、コンクリートを打設することができます。
3階も同様に、型枠工事、柱及び壁の配筋工事、梁床版の型枠工事及び配筋工事を進めます。
3階梁床版配筋状況(ボイドスラブ施工前)
3階梁床版配筋状況(ボイドスラブ施工後)
■ボイドスラブ工法■
本物件の床スラブには、ボイドスラブ工法(中空スラブ工法)を採用しています。スラブ下側の鉄筋の上に、『中空スラブパイプ』と呼ばれる鋼管を設置して針金で固定したのち、スラブ上側の鉄筋を配置して、コンクリートを流し込みます。
ボイドスラブ工法の最大の特徴は、通常スラブよりも剛性が高く、スラブ全体が梁の役目を果たすことで、小梁をなくしても強度が保てるということです。その結果、部屋の中に小梁が突き出すことなく、すっきりとした天井にすることができます。
また、優れた遮音性能を持ち、上階の生活音や振動が下階に伝わりにくくなるなどの利点もあります。
北棟(凛ノ邸)西側前面道路より
現地西側からの現場全景も、北棟(凛ノ邸)の躯体工事進捗が確認できます。徐々に躯体工事が進むにつれ建物のボリューム感も感じられるようなってきております。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
北棟(凛ノ邸)の基礎地中梁のコンクリート打設を実施しております。
なお、基礎地中梁の配筋工事施工後には以下の検査を実施します。
①施工者による自主検査
②設計監理者及び構造設計者の検査
③大阪ガス都市開発の検査
④第三者機関の検査 (一般財団法人日本建築センターに依頼)
⑤確認検査機関、特定工程として日本ERIの検査
⑥住宅性能評価に係る、西日本住宅評価センターの検査
これらの検査を受けて、合格した後、コンクリートを打設しております。
北棟(凛ノ邸)基礎地中梁打設後状況
続いて、1階の床コンクリートの打設を進めております。
北棟(凛ノ邸)1階床コンクリート打設後状況
その後、1階の型枠工事、柱及び壁の配筋工事を進めております。
型枠工事とは、配筋工事の後に生コンクリートを流し込み成形にするために、鉄筋の周りに型となる枠を組立てていく工程のことです。生コンクリートの圧力に耐えるように、堅固に組み立てを行います。後の配筋工事のため、片面の型枠工事を先行させています。
北棟(凛ノ邸)1階柱壁配筋工事及び型枠工事状況
1階の柱壁配筋完了時には、設計監理者の配筋検査及び大阪ガス都市開発の確認検査をもって、2階の梁床の型枠工事、配筋工事に進みます。
北棟(凛ノ邸)2階梁床配筋工事及び型枠工事状況
写真、青色のボード材が断熱材になります。冬場室内の温かい空気が外気に奪われることがないよう、住戸の床、コンクリートの下には断熱材を設置します。この断熱材は様々な種類があり、床だけではなく、今後、壁にも使用されていきます。室内の空気が外気の熱に奪われないように所定の計算、基準通りに施工していきます。また、床や壁の断熱材は室内環境(温度)を守ることから、冬場は結露防止にも効果的です。結露防止の観点から、断熱材と接する部材(コンクリート等)同士の隙間が無いように貼る必要があり、施工精度が求められる作業となります。
※本物件の構造は、鉄筋コンクリート造を採用しております。鉄筋コンクリート造は、圧縮する力には強いが引っ張る力には弱いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋を組み合わせることでコンクリートと鉄筋の長所を組み合わせることで、高い強度を実現したものです。RC(Reinforced Concrete)造とも呼ばれています。
またトピックスとして、各種勉強会も実施しております。
勉強会①
大阪ガス都市開発による構造スリット勉強会を開催しました。
設計監理者、施工者、スリットメーカー、鉄筋工事・型枠工事の各職長が参加しました。
本勉強会では、スリットメーカーより「採用商品」「施工方法」「品質管理方法」等の説明があり、建物構造において重要な機能を担う構造スリットに関し、構造設計図書に記載されている内容を十分理解し、適正位置に適正な施工をするための打合せを行いました。
※構造スリットとは主要な構造部として構造計算を行っている柱・梁に接する雑壁の縁を切る(隙間を作る)ことにより、地震発生時の水平揺れに対して悪影響(柱、梁に対して計算外の応力の伝達)を与えないようにする役目を持ちます。
大阪ガス都市開発の分譲マンション<シーンズ>ではこのような勉強会を通し、品質管理向上の取り組みを実施しております。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
5月の柱状改良工事が完了し、掘削工事を進め、底面を水平に施す「床付け(とこづけ)」を行い、「捨てコンクリート」と呼ばれるコンクリート打設を行いました。捨てコンクリートはこれから工事を進める地盤面に建物位置を示すため打設します。
捨てコンクリート打設後状況
その後、捨てコンクリートの表面に墨出し(地中梁や柱など型枠を立てるための位置出し)を行い、地下躯体部分の基礎地中梁の配筋工事を進めました。
墨出し状況
基礎地中梁・柱配筋施工状況
勉強会①大阪ガス都市開発による【コンクリート打設勉強会】
コンクリート打設に関して、建築工事における躯体工事は最重要工程であるという考え方の基、
総合管理会社を採用し、施工計画~打設、強度試験確認までの全体指導及び管理を
依頼しております。
勉強会②大阪ガス都市開発による【設備勉強会】
施工会社、電気及び機械設備業者向けに、大阪ガス都市開発の電気及び設備工事に関する
品質管理基準の説明、工程内検査及び確認・注意事項の説明を行いました。
大阪ガス都市開発の分譲マンション<シーンズ>ではこのような勉強会を通し、品質管理向上の取り組みを実施しております。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
4月及び5月の工事進捗は山留工事を行った後、地盤改良工事(※1)を実施しています。
シーンズ京都四条烏丸では、構造上の検討に基づき、建物を配置する一部に地盤改良工事を行います。事前に設計監理者、構造設計者、施工者、地盤改良業者及び大阪ガス都市開発の各担当が出席する地盤改良勉強会を実施しています。現地で採用する地盤改良の特徴や、施工上の留意事項、作業手順、検査方法の確認・共有を行った後に地盤改良工事が始まり、試験施工に立会いました。
北棟(凛ノ邸)地盤改良工事状況
南棟(彩ノ邸)地盤改良工事試験施工立会い状況
南棟(彩ノ邸)南側道路(松原通り)より全景
またトピックスとして、各種勉強会も実施しております。
勉強会①大阪ガス都市開発による【構造勉強会】
設計監理者、構造設計者、施工者、各工事業者の各社現場担当者に参加頂き、躯体工事における大阪ガス都市開発が考える重要確認、留意事項等を関係者と共有しました。
設計図書を基に実際の施工のための詳細な情報を書き込まれた施工図を確認しながら、注意点や各工事業者間での調整事項について共有を行いました。
※1 地盤改良工事とは、建物を配置する地盤に適切な強度を確保するために、固化材と土を混ぜることによって土を固くして、基礎下の地盤の支持力を増大させます。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/
シーンズ京都四条烏丸の工事を着工いたしました。
着工に先立ち、工事関係各社等(設計者、監理者、施工会社、管理会社他)で着工前会議を実施し、工事内容及び工程の確認を行い、建設現場を進捗させていきます。
現場全景
縄張り (※1)確認を設計監理者と共に行い、設計図通りに建物位置計画がされていることを確認いたしました。
縄張り確認状況
工事進捗としては、山留め工事(※2)を実施しています。
山留工事施工状況
※1 縄張り(なわばり) とは、建築工事に先立ち、土地上に縄を使用して、計画建物の正確な位置を確認することです。設計図書通りに工事を進めるため最初に行う重要な作業となります。
※2 山留め(やまどめ)工事とは、地下工作物や基礎工事を進めるための掘削工事をする際に、地盤が崩壊することを防ぐことを目的に、支えとなる構造物をつくる工事のことです。
■ ■ ■ ■ ■
▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/shijo32/