~当レポートでは、大阪ガス都市開発の担当者が自ら記事を作成し、お客さまへ「生の声」をお届けしています~
大阪ガス都市開発では、建設現場での定期的な打合せとして、工事全体の進捗状況の確認、協議を主とする「総合定例会議」や、建築・設備等の専門分野ごとに開催する「分科会」を実施しています。これらの会議は、新型コロナウイルス感染症に配慮し、対面での開催は最小限とし、Web会議システム等を活用したリモート開催に努めています。
外構工事、専有部・共用部の最終クリーニングが完了し、竣工を迎えました。
施工会社や設計事務所をはじめとした多くの関係者が一丸となり、約15か月の工事期間を無事に終えることができました。
外観は、碁盤の目としての街並みをオマージュした市松模様を伝統的な意匠として取り入れ、スラブラインとマリオンにコントラストをつけ、躍動感のある意匠を目指し構成しました。
外観(南西より)
前面の道路、アプローチからも、朱雀の羽風をイメージした光壁が垣間見えます。
エントランスアプローチ
エントランスホール
晴天の中、お客様へのお引渡しも無事完了しました。
リビング・ダイニング
バルコニー
「お客さまが日々新たな歓びを実感する住まい」を目指して完成したシーンズ京都二条が、皆さまに永く愛されるマンションとなることを願っております。
1月・2月の工事進捗を報告します。
足場が解体され、外構工事と前面道路の補修工事、最終の手直し工事を行っております。
外構施工状況
シーンズでは、立地ごとにその地域の自然環境から得られる種子を育てた「地域性種苗」を植栽し、遺伝子の多様性を保全する取り組みを行っております。本物件では、京都府内の山林に由来する「地域性種苗」を採用しています。
<公式ホームページ:生物多様性の取り組みについて | 大阪ガス都市開発株式会社 (ogud.co.jp)>
地域性種苗「チマキザサ」
エントランスアプローチには、シーンズのロゴを用いた切文字の館銘板も設置されています。
館銘板
京都市消防局による消防検査、建築基準法に基づく指定確認検査機関である日本ERI株式会社による完了検査を受検し、検査済証を取得しました。加えて、設計監理者及び大阪ガス都市開発の竣工検査も終了しております。
3月のお客さまへのお引渡しにむけ、よりよい品質のマンションとなるよう最後まで調整を進めてまいります。
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▽物件公式ホームページ
https://ogud.co.jp/scenes/nijo23/
エントランスホールに設置するガラスアート(光壁)の完成検査を行いました。
エントランスホールには、かつて平安京の中心にあった「朱雀大路」にちなんだガラスアートを設置し、幻想的な光景を演出します。
ガラスアートの制作は、国内外に実績を多数持つ陶額堂が手がけます。
陶額堂の登録商標である「テルマート」と呼ばれる加熱炉で焼成過程を経て完成する装飾ガラスを用いて、
伝説上の神鳥「朱雀」の舞い散る羽を表現します。
ガラスアート(光壁)検査状況
アート作品の工房にて作り手の職人さんに同行いただき、検査を行いました。
現場納品に向け、装飾ガラスに光をあて、壁面に映し出される影の色見や形の確認を行いました。
このガラスは、以下の工程で制作されます。
①まず、粒状のガラスを型に敷き詰め、色々な濃淡や表情を持った赤色の板ガラスを制作します。
②板ガラスから「朱雀」の羽をイメージした形状に切り出します。
③切り出されたガラスをもう一度焼き、透明なガラスに張り付け完成です。
装飾ガラス制作過程
検品完了後、現場へ搬入のうえ、取り付け作業を行います。
壁面に映し出される影の色見や形を見ながら、スポットライトの角度や照度を調節し、ガラスアートの取り付けを完了させました。
エントランスホール内ガラスアート(光壁)
株式会社陶額堂 京都にデザイン拠点、滋賀県長浜市に陶とガラスの工房を備える美術制作工房。現代の美術意識とともに、 |
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上棟後、外壁のタイル貼り工事、美装工事が完了し、建物を覆っていた外部足場が解体され、ついに外観がお披露目されました。市松模様のタイルと白のボーダーラインが綺麗に仕上がっております。
2022年12月1日時点
2022年12月14日時点
2022年12月22日時点
上棟から足場解体開始までの約2か月の間にも、さまざまな工程や検査を重ねております。
屋上防水施工状況
マンションの屋上は平坦な陸屋根が採用されているため、雨水がスムーズに流れるよう、表面の勾配を適切に確保しています。また、雨水の浸入から建物を守るために、アスファルト防水を施工しています。アスファルト防水とは、従来から広く使われている防水工事の工法のひとつです。日射や熱射、特に紫外線の影響を受けやすい部位でもあり、信頼性ある材料の採用と、精度の高い工事が必要となります。
住宅性能評価の完了検査を終えて、屋根工事が終了します。
大阪ガス都市開発による外装検査状況
外壁タイル、防水等の施工が完了した後、大阪ガス都市開発、設計監理者による外装検査、施工会社による解体前の検査が行われます。これらの検査に合格し、初めて外部足場の解体に着手しております。
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躯体工事は、最上階(6階)のコンクリートの打設が完了し、上棟(※)を迎えました。
※上棟とは、木造住宅の建築において、家の最上部で屋根を支える“棟木(むなぎ)”と呼ばれる木材を取りつけることを指します。マンションのような鉄筋コンクリート構造の場合、柱や梁など基本的な骨組みが完成することを指し、一般的には最上階のコンクリート打設を上棟として扱っています。
これから建物の完成に向けて、防水工事、外装・内装の仕上工事を進めていきます。
屋上床配筋中状況
配筋検査状況
コンクリート打設前状況
コンクリート打設後状況
屋上中央に見える四角い凸部分は、設備基礎(機械基礎)とよばれる、設備及びメンテナンス用の基礎です。立上りのある基礎を別途設けることで屋上防水の施工性に配慮した計画としています。
続いて、外壁のタイルの引張試験についてご紹介します。
外壁タイル引張試験状況
引張試験とは、施工されたタイルの剥離を防止する目的で、接着強さが日本建築学会JASS19「陶磁器質タイル張り工事」に定める数値の基準を満たしていることを確認するために行います。引張試験機で壁面に対し垂直方向に引っ張り、タイルの接着の強さを測定します。
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躯体工事は最上階(6階)の型枠・配筋工事まで順調に進捗しております。
6階床配筋状況
大阪ガス都市開発による6階柱壁配筋検査状況
敷地南西からの全景
今後、最上階(6階)のコンクリート打設をもって上棟となります。
■消防中間検査
消防中間検査状況
専有部内の施工に伴い、京都市消防局の消防中間検査を受検しております。
■木軸検査
大阪ガス都市開発による木軸検査状況
造作工事の現場確認として、施工者、設計監理者、大阪ガス都市開発にて木軸状況の確認を行いました。
スイッチやコンセントなどの電気設備の配置や、仕上げ工程の中で隠蔽される配管状況などが、図面通り施工されているか確認しました。
今後は、ボード、クロスを施工し、お部屋の内部を仕上げていきます。
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以前より進捗しておりました躯体工事は鉄筋工事と型枠工事、各種配筋検査、コンクリート打設までのサイクルを前月同様に繰り返しながら進めており、4階までの打設が完了しております。
床配筋施工状況
中空スラブパイプ設置状況
コンクリート打設の様子
<ボイドスラブ工法>
床スラブには、ボイドスラブ工法(中空スラブ工法)を採用しています。スラブ下側の鉄筋の上に、『中空スラブパイプ』と呼ばれる鋼管を設置して針金で固定したのち、スラブ上側の鉄筋を配置して、コンクリートを流し込みます。
ボイドスラブ工法の最大の特徴は、通常スラブよりも剛性が高く、スラブ全体が梁の役目を果たすことで、小梁をなくしても強度が保てるということです。その結果、部屋の中に小梁が突き出すことなく、すっきりとした天井にすることができます。
また、優れた遮音性能を持ち、上階の生活音や振動が下階に伝わりにくくなるなどの利点もあります。
躯体工事と並行して、8月より1階住戸の内装工事も始まりました。
■サッシ取付工事
内装工事は、躯体工事であらかじめ開けておいた開口部に、窓枠(サッシ)を取り付ける作業から始まります。サッシの取付けが完了した後、躯体との隙間をモルタルで埋める『トロ詰め』という作業を行います。取付後のトロ詰めだけでは、サッシ下枠部分(沓摺(くつずり)や敷居)の中にモルタルが入りきらず空洞になってしまう可能性があります。そのため、搬入されたサッシ下枠部分はモルタルで十分に隙間を埋めてから取付工事を行います。写真は、サッシ下枠部分のトロ詰め部に塗膜防水を施している様子です。
■ウレタン(断熱材)吹付工事
サッシの取付け後、ウレタン(断熱材)の吹付工事を行います。写真のピンク色の部分がウレタンの施工箇所となります。断熱効果を十分に確保するためには、所定の厚みまで吹き付けることが非常に重要です。本マンションでも、建設住宅性能評価に係る中間検査を受検し、十分な厚さが吹き付けられていることを確認しております。
今後は、引き続き躯体工事を進捗していくとともに、下階の内装工事を進めていきます。
次回は造作工事についてご報告する予定です。
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前月から進捗していた1階柱および壁の配筋・型枠工事に続いて2階床の型枠・配筋工事を行いました。床配筋工事の施工後には、以下の検査を実施しております。
<2階梁床版配筋検査状況>
施工者の自主検査に加え、設計監理者による検査、大阪ガス都市開発による検査を行い、施工品質の確認を行いました。
設計監理者による検査状況
大阪ガス都市開発による検査状況
さらに、住宅性能評価(※1)に係る検査、確認検査機構による特定工程(※2)の検査を行いました。
住宅性能評価に係る検査状況
確認検査機構による特定工程検査状況
●※1 住宅性能評価とは
住宅性能表示制度とは平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度であり、国に登録されている第三者機関が客観的に評価するものです。住宅性能評価は、設計図書を元に性能を評価する「設計住宅性能評価」と、その設計図書のとおり建設工事が行われたかを現場で検査等する「建設住宅性能評価」の2種類に分かれており、今回行った検査は「建設住宅性能評価」のうちの1つにあたります。
●※2 特定工程とは
行政が実施する中間検査に関して、行政が指定する工程を特定工程といいます。「2階の床及びこれを支持する梁に鉄筋を配置する工事の工程」が指定されています。
<2階壁配筋検査状況>
梁床版配筋検査と同様、設計監理者と大阪ガス都市開発による検査を行いました。
設計監理者による検査状況
大阪ガス都市開発による検査状況
これらの検査にすべて合格したのち、コンクリートを打設することができます。
今後は、3階鉄筋・型枠工事、2階コンクリートの打設(2階の柱・壁と3階の床)、4階の鉄筋工事を順次行っていく予定です。
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1階床の配筋工事を進め、基礎地中梁及び1階床のコンクリート打設を行いました。
基礎地中梁及び1階床配筋検査状況
基礎地中梁及び1階床コンクリート打設状況
引き続き、1階の型枠工事、柱及び壁の配筋工事を進めております。
型枠工事とは、配筋工事の後にコンクリートを流し込み成形にするために、鉄筋の周りに枠を組立てていく工程のことです。型枠の隅々にまでコンクリートが行き渡るように注意し組立てを行います。後の配筋工事のため、片面の型枠工事を先行させています。
1階壁型枠施工状況
次月は2階の梁床配筋施工状況を報告予定です。
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前月に引き続き地下躯体部分、基礎地中梁の型枠工事(※1)と配筋工事を進めました。
基礎地中梁型枠工事・配筋工事状況①
基礎地中梁型枠工事・配筋工事状況②
※1:型枠工事とは、配筋工事の後に、コンクリートを流し込み成形にするために鉄筋の周りに枠を組立てていく工程のことです。型枠の隅々にまでコンクリートが行き渡るように注意し組立てを行います。また組立てられた型枠はしっかりと固定を行い、次のコンクリートの打設工程に進みます。
1階床スラブ配筋状況
写真、青色のボード材が断熱材になります。冬場室内の温かい空気が地盤に奪われることがないよう、住戸の床、コンクリートの下には断熱材を設置します。この断熱材は様々な種類があり、床だけではなく、今後、壁にも使用されていきます。室内の空気が外気の熱に奪われないように所定の計算、基準通りに施工していきます。また、床や壁の断熱材は室内環境(温度)を守ることから、冬場は結露防止にも効果的です。結露防止の観点から、断熱材と接する部材(コンクリート等)同士の隙間が無いように貼る必要があり、施工精度が求められる作業となります。
次月以降、基礎地中梁及び1階床のコンクリートを打設し、1階の躯体工事を進めていきます。
※本物件の構造は、鉄筋コンクリート造を採用しております。鉄筋コンクリート造は、圧縮する力には強いが引っ張る力には弱いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋を組み合わせることでコンクリートと鉄筋の長所を組み合わせることで、高い強度を実現したものです。RC(Reinforced Concrete)造とも呼ばれています。
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床付け面に、捨てコンクリートと呼ばれるコンクリート打設を行いました。捨てコンクリートはこれから工事を進める地盤面に建物位置を示すため打設します。
床付け状況
掘削工事完了後状況
捨てコンクリート打設状況
続いて、地下躯体部分の基礎地中梁の配筋工事を進めました。
基礎地中梁配筋施工状況
基礎地中梁の配筋工事施工後には以下の検査を実施します。
①施工者による自主検査
②設計監理者及び構造設計者の検査
③大阪ガス都市開発の検査
④第三者機関の検査 (一般財団法人日本建築センターに依頼)
⑤確認検査機関、特定工程として日本ERIの検査
⑥住宅性能評価に係る、西日本住宅評価センターの検査
これらの検査を受けて、合格した後、コンクリートを打設します。
設計監理者検査状況
地下ピットスラブのコンクリート打設後状況
またトピックスとして、各種勉強会も実施しております。
勉強会①
大阪ガス都市開発による構造スリット勉強会を開催しました。
設計監理者、施工者、スリットメーカー、鉄筋工事・型枠工事の各職長が参加しました。
本勉強会では、スリットメーカーより「採用商品」「施工方法」「品質管理方法」等の説明があり、建物構造において重要な機能を担う構造スリットに関し、構造設計図書に記載されている内容を十分理解し、適正位置に適正な施工をするための打合せを行いました。
※構造スリットとは主要な構造部として構造計算を行っている柱・梁に接する雑壁の縁を切る(隙間を作る)ことにより、地震発生時の水平揺れに対して悪影響(柱、梁に対して計算外の応力の伝達)を与えないようにする役目を持ちます。
大阪ガス都市開発の分譲マンション<シーンズ>ではこのような勉強会を通し、品質管理向上の取り組みを実施しております。
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前月に引き続き山留工事を行い、続いて地盤改良工事(※1)を実施しています。
シーンズ京都二条では、構造上の検討に基づき、建物を配置する一部に地盤改良工事を行います。
事前に設計監理者、構造設計者、施工者、地盤改良業者及び大阪ガス都市開発の各担当が出席する地盤改良勉強会を実施しています。現地で採用する地盤改良の特徴や、施工上の留意事項、作業手順、検査方法の確認・共有を行った後に地盤改良工事が始まり、試験施工に立ち会いました。
地盤改良工事施工状況1
地盤改良工事施工状況2
地盤改良工事後は、型枠や鉄筋など資材の揚重に使用する、タワークレーンを組み立てしました。
タワークレーン組み立て設置状況
その後、掘削工事を進め、底面を水平に施す「床付け(とこづけ)」を行っております。
掘削工事状況
またトピックスとして、各種勉強会も実施しております。
勉強会①大阪ガス都市開発による【構造勉強会】
設計監理者、構造設計者、施工者、電気設備工事業者、機械設備工事業者の各社現場担当に参加頂き、大阪ガス都市開発品質管理担当より、躯体工事および設備工事の大阪ガス都市開発仕様における重要確認項目をお伝えしました。
また設計図書を基に実際の施工のための詳細な情報を書き込まれた施工図を確認しながら、注意点や各工事業者間での調整事項について共有を行いました。
※1 地盤改良工事とは、建物を配置する地盤に適切な強度を確保するために、固化材と土を混ぜることによって土を固くして、基礎下の地盤の支持力を増大させます。
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シーンズ京都二条の工事を着工いたしました。
着工に先立ち、工事関係各社等(設計者、監理者、施工会社、管理会社他)で着工前会議を実施し、工事内容及び工程の確認を行い、建設現場を進捗させていきます。
↑現場全景
また、縄張り (※1)確認を設計監理者と共に行い、設計図通りに建物位置の計画がされていることを確認いたしました。
↑縄張り確認 状況
続いて、 山留め工事(※2)を実施しています。
↑山留め工事施工状況
↑山留め工事現場状況
※1 縄張り(なわばり) とは、建築工事に先立ち、土地上に縄を使用して、計画建物の正確な位置を確認することです。設計図書通りに工事を進めるため最初に行う重要な作業となります。
※2 山留め(やまどめ)工事とは、地下工作物や基礎工事を進めるための掘削工事をする際に、地盤が崩壊することを防ぐことを目的に、支えとなる構造物をつくる工事のことです。
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11月・12月度工事進捗