都会的なスタイリッシュさと
街並みとの調和とを追求したタワーレジデンス。
JR神戸駅徒歩6分に立地する、都心型タワーマンション。
その都心立地を象徴するよう、シャープでシンプルな軽やかさを全体のデザインコンセプトとした。
中央にマリオンを通して垂直ラインを強調。
また4面全てにバルコニーを設け、どの面からも美しいデザインとした。
建物が面する栄町通は近代建築物が残る歴史ある通りであり、歩行者からの視線も意識した。基壇部の2~4階部分は風合いのある二丁掛タイル貼りとし、隣接する既存建物と基壇部の高さや路面の素材感の調和を図り、連続的な景観を演出。落着きを持たせるとともに、歴史と現代の融合を表現した。
バルコニーは乳白色とグレー色の2種類のガラスを3段に組み合わせ、港町神戸らしい爽やかな表情とスタイリッシュさを演出。神戸の街並みを一望できる上層階は、手すりを透明ガラスに統一し、タワーレジデンスならではの贅沢をより堪能していただけるようにデザインした。
エントランスアプローチは石素材を使い、ステイタス感を創出。通路からセットバックしたゆとりある構成で、通りにゆるやかに溶け込むとともに、天井まで開口があるエントランスホールから溢れる光が街を彩る。また、エントランスホール手前に壁の立ち上がりを設けることで、栄町通からの視線を遮り、外部と内部に程よい距離感を保つよう工夫した。
暮らしの上質感を印象付けるエントランスホールも、空間を広々と贅沢に。床や壁には白色調に統一した御影石や石灰石を採用し、空間の広がりと開放感を強調した。
15階には神戸の街並みやオーシャンビューを満喫できるスカイラウンジを設置。本格的なシステムキッチンも備える広々とした開放的な空間で、パーティーや入居者同士の交流の場としてご利用いただける。
当社では「洗練」「調和」「個性」という3つのキーワードを基軸に、ディテールまで繰り返し見直し、磨き上げ、無駄のない美しいデザインを追求していますが、このプロジェクトからそのデザインスキームが確立されてきたのではないかと感じています。各物件担当一人ひとりが丁寧にデザイン検討するのはもちろん、担当以外の社員もアイデアを出し合い、チームとしてお客さまに感動していただける建物を作り上げる。ジ・アーバネックスの時代から長年培ってきたこの信念をシーンズでも承継していきます。
技術本部 第2技術部 部長早崎 正朗