「シーンズ神崎川」不動産のプロが注目する3つの特性 住宅評論家 櫻井幸雄
櫻井幸雄氏

住宅評論家 櫻井幸雄

住宅評論家。全国の住宅事情に精通し、現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。
毎日新聞で連載コラムを持ち、Yahoo!ニュース「個人」でも住宅コラムを連載中。テレビ出演も多い。「買って得する都心の1LDK」など著書多数。

INDEX

01

将来性

うめきたエリアにも、
神戸三宮にも近いことの価値

うめきた2期地区全景(※完成予想イメージ)※1

うめきた2期地区全景(※完成予想イメージ)※1

「シーンズ神崎川」が建設される阪急神戸線「神崎川」駅は、大阪の中心地から近い。直線距離で梅田駅から3.8㎞だ。そのことが生み出す便利さ、将来の楽しみは立地面の大きな特徴となる。

大阪中心部では、いくつもの開発計画が進行している。まず、うめきた2期地区の開発がいよいよ始まること、さらに新しい地下鉄路線・なにわ筋線の工事も進んでいる。
振り返ってみれば、「グランフロント大阪」に引っ張られる形で、大阪中心部のマンション市況の活気が増した歴史がある。新たに開発される「グラングリーン大阪」で、大阪中心部のマンション市況はどのようになってゆくのだろう。
楽しみであるが、ちょっと怖い気持ちがあるのも正直なところだ。

※1 2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性があります。(提供:うめきた2期開発事業者)

交通アクセス概念図

交通アクセス概念図

今のうちになるべく梅田エリアに近いところで、マイホームを買っておくのは、わるい選択肢ではないだろう。「シーンズ神崎川」は、その条件を満たす立地のマンションとなる。さらに、私はもう一つの立地特性「梅田と神戸三ノ宮の間に立地」している点にも注目している。

それは、今、多くの世帯がマイホームに求める立地条件を備えている、と考えられるからだ。

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2つの大都市間に位置し、どちらにも行きやすい……そのことを喜ぶ世帯は少なくないはずだ。たとえば、夫の勤め先が梅田で、妻の勤め先が神戸の中心部という場合、その間に暮らすのは、双方にとって都合がよい。
夫婦共働きが増え、電車で通学する児童、生徒が増えた今、阪神間に住む便利さは、さらに高まっていると考えられる。
このことは、マンションの資産価値にも影響を及ぼすだろう。阪神間の人気が今後も高ければ、そこに立地するマンションは希望通りの価格で売りやすくなると考えられるからだ。

問題は以前から人気が高いため、阪神間は地価、不動産価格がすでに上昇し、下がることがないということ。そこで、「シーンズ神崎川」の2つ目の注目すべき特性が浮かび上がってくる。

02

生まれ変わった住宅地

阪神間の阪急神戸線沿線で
マイホームを購入しやすい

「シーンズ神崎川」の最寄り駅は、阪急神戸線で「梅田」駅から3つめの「神崎川」駅だ。「梅田」駅から「神崎川」駅までの乗車時間は6分。「神崎川」駅から「シーンズ神崎川」までは徒歩5分となる。
梅田に近いということは、進化する「うめきた」のエリアにも近い。さらに、梅田駅寄りの隣駅「十三」駅は阪急京都線、阪急宝塚線の乗換駅であり、大阪駅、新大阪駅を結ぶ新路線建設の計画もある。駅周辺の再開発もあり、街の評価が改まっている。

交通アクセス概念図

交通アクセス概念図

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一方、「神戸三宮」駅の方向では、「西宮北口」駅や「夙川」駅、「岡本」駅など、落ち着いた住宅地として人気の高い地が続く。
梅田方面を見ても、神戸三ノ宮方面を見ても魅力的な場所が並んでいるため、阪神間は、新築マンションを買おうとしても予算オーバーとなる人が多くなってしまう場所なのである。

その点、「神崎川」駅から徒歩5分の「シーンズ神崎川」は、どうだろう。
取材した2023年9月に販売されていた住戸で、3LDKが3998万円から。4000万円台(1000万円単位)で購入できる3LDKが多くなっていた。
その価格が実現するのは、「もともと工場が多かった場所」によると考えられる。「工場が多かった場所」と聞くと、眉をしかめる人がいそうだ。好ましからぬ印象があるからだろう。そのため、一般的に工場エリアは地価も不動産価格も抑えられる。

櫻井幸雄氏

ところが、その工場が撤退し、マンションに変わったらどうなるだろう。煙突はなくなるし、大型トラックが頻繁に行き来することもなくなる。屋根が錆びた暗褐色の建物は、明るい色の外壁や輝くガラス張りバルコニーの建物に変わる。歩道が広がり、街路樹の緑も増える。住む人が増えれば、スーパーマーケットなど商業施設も増える。街のムード、生活利便性が向上するのにしたがい、地価、不動産価格も上がってゆく。JRの「尼崎」駅周辺や阪急神戸線の「塚口」駅周辺を取材すると、そのことがよく分かる。ただ、尼崎も塚口も、変わり始めた初期は、地価、不動産価格の変化は穏やかだった。工場が多かった時代のイメージが残るからだろう。つまり、工場が多い場所のイメージが残るうちが購入のチャンスではないか、と私は考えている。
工場があった場所は区画割が大きいし、敷地がきれいな四角形をしていることが多いので、マンションを建設しやすい。新しく、スケールの大きなマンションにより、街のイメージが変わる……それが、近畿圏でも、首都圏でも中心地に隣接する工場エリアのトレンドになっている。

現地付近の街並み

現地付近の街並み

「神崎川」駅では、駅から「シーンズ神崎川」の建設地に向かう道順に、工場跡地にマンションが建てられた最初の事例をみることができる。白い外壁とガラス手すりがまばゆい「シティテラス神崎川駅前」で、マンションの建物に並んでスーパーマーケットも開設されている。
同マンションの敷地に設けられた街路樹のある公開空地(一般の人が通行可能)を歩いて「シーンズ神崎川」に向かうことができる。「シティテラス神崎川駅前」の街路樹と連続するように、「シーンズ神崎川」の敷地内にも樹木が植えられる。「神崎川」駅周辺の情景は、さらに変わってゆくわけだ。「シーンズ神崎川」はこれからが楽しみな場所のマンションと評価されるのである。

03

快適性能

最新の工夫を凝らした
マンションである

敷地配置イメージイラスト
外観完成予想図

外観完成予想図

「シーンズ神崎川」は建物にも注目点が多い。
全120戸の規模で、四角形の敷地3辺が公道に面した開放的な「三方接道」を特徴とする。建物外周に樹木を配して、緑に囲まれた印象のマンションとなるというのも好ましい計画だ。その建物は外壁にタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりはガラス張りとなる。そして、すべての住戸が南向きだ。

以上の特性はすべて資産性を高く保つ上で有効と考えられる。
というのも、三方接道で南向きなので、住戸内が明るいという特性が将来も変わりにくい。建物に用いられるタイル、ガラスは経年変化を起こしにくい建築素材で、年月の経過とともに風合を増す。そして、樹木は年月の経過と共に大きく育つ……つまり、長く住み続けて、魅力が減ることなく、維持されるマンションになる計画なのだ。
樹木が育ち、緑が建物を飾る点を評価すれば、むしろ魅力が増すのではないか、とさえ思える。

加えて、建物には、最新の工夫が凝らされている。
まず、全住戸にエネファームが備えられる。
エネファームを簡単に説明すると、ガスで電気をつくり、その際に発せられる熱で湯をつくってお風呂、洗面、キッチンで利用するというもの。エネルギーを効率よく利用する賢いシステムなのだが、これまでマンションの全住戸に設置されることは少なかった。それは装置が大きく、設置場所を確保しにくかったからだ。

参考写真

参考写真

装置の小型化が2016年に実現。マンションのバルコニーにも設置しやすくなった。この最新型エネファームが、「シーンズ神崎川」の全住戸に設置されている。
さらに、エネファームは余った電気を売ることができ、年間の光熱費は約7万4000円も得になると計算されている。さらに、停電時もガスが使用可能な限り、天候に関係なく電気を使うことができるため、冷蔵庫の使用やテレビ、パソコン、携帯の充電など、もしものときに安心できるなどメリットが多い最新のシステムが採用されるわけだ。

バルコニー

バルコニー

さらに、各住戸に防災備蓄倉庫が用意されるため、スペースを気にせず、水や簡易トイレ、衛生用品など場所を取るものも十分に確保しやすくなる、という工夫もある。このほか、細かい工夫では、バルコニーで水が使えるように水栓が全戸に付けられていること、そしてバルコニーに面した窓が支柱なしのセンターオープンになっていることに目を奪われた。

建設費が大きく上昇した現在、バルコニーの水栓は省かれがちだ。支柱なし・センターオープンの窓は、開放感が大きくなるのだが、騒音懸念がある場所では採用しにくい。いずれも、住み心地重視の「シーンズ神崎川」だからこそ採用された工夫と評価された。

なにわ自転車道(神崎川) 徒歩2分(約130m)

なにわ自転車道(神崎川) 徒歩2分(約130m)

最後に、「シーンズ神崎川」の建設地は神崎川に近く、そのことを不安に思う人もいるだろう。水都・大阪では、川に近い場所がどうしても多くなる。そのため、大阪市では「淀の大放水路」と名付けられた地下河川の整備を進めている。全面完成までには至っていないが、大阪市内の水害はすでに減少していることも覚えておきたい。

INDEX

  • ※掲載の完成予想図は、設計図書を基に描き起こしたもので、官公庁の指導、施工上の都合等により建物の形状、色調等に変更が生じる場合がございます。また周辺の建物や外構、植栽などは一部省略しているものがあります。※植栽は実際に植樹する樹形、枝ぶり、葉や色合いとは異なる場合があり、特定の季節の状況、入居時期を想定したものではありません。
  • ※掲載の敷地配置図イメージイラストは図面を基に描き起こしたものであり、実際とは多少異なる場合があります。
  • ※掲載の交通アクセス概念図は概略図ですので、省略されている道路・施設・駅・路線があります。
  • ※掲載の室内・設備写真はEタイプモデルルームを撮影(2022年11月)したもので、住戸タイプ、メニュープランにより仕様が異なります。また、一部オプション(有償)による設備・造作・仕上等を含みます。家具・調度品等は販売価格に含まれておりません。詳しくは係員にお尋ねください。
  • ※掲載の交通機関の所要時間は、平日ダイヤで通勤時(7時~8時台)、日中時(11時~15時台)のものであり、曜日・時間帯等により異なります。また、乗り換え・待ち時間・徒歩時間を含んでおります。(掲載の所要時間は2022年9月現在のものです。)
  • ※徒歩分数は80mを1分として算出(端数切り上げ)した概算時間です。
  • ※掲載のimage photo以外の環境写真は、2021年11月に撮影したものです。
  • ※掲載の人物写真は2023年10月に「シーンズ神崎川」マンションギャラリーで撮影したものです。
  • ※掲載の内容は取材協力頂いたコメント等を弊社側で編集したものです。
  • ※掲載の情報は2023年11月時点のもので今後変更となる場合があります。