1994
企画部
細川 俊哉
賃貸事業の運営管理・新規開発や、企画・財務部門、当社グループ会社への出向などを経て、2020年より企画部長。全社の方針策定、新規事業立上げ等で大阪ガス都市開発グループの発展のかじ取りを行う。
私は企画部で、部内の業務全般を管理する立場にあります。企画部の業務は経営や成長戦略に直結する部分が多く、求められる役割も非常に幅広いです。例えば経営全般に関する中長期の戦略・事業計画の立案、予算の策定や取纏め、M&Aや海外案件等の新規事業メニューの検討や体制整備の立案などが挙げられますが、それも大阪ガス都市開発単体だけでなく、大阪ガス都市開発グループ全体を考えていく必要があります。
昨年、当社は、中期計画を策定し、2030年のグループの目指す姿と中長期の成長戦略を取り纏めました。コロナ禍の不透明な事業環境ではありますが、目指す姿の実現に向けて、まさに戦略を遂行し始めたところです。
もちろん、計画立案や施策検討だけが企画部のミッションではなく、実際に当社・グループ各社のみなさんに動いてもらえるよう、体制を整えて実行をサポートしたり、社員一人一人に対して、計画をきちんと理解してもらうことも企画部として重要な仕事です。毎年度末には経営層から当年度の振り返りと次年度施策の指針を説明する「方針発表会」を行っています。また、中期計画策定にあたっては、社員向けに「中期計画勉強会」を行いました。参加者をいくつかのグループに分け、各グループに企画部メンバーを配置し、意見交換できるような場を設け、理解が深まる工夫をしました。
企画部は経営の一端を担う業務なので、経営層との距離が近く、経営判断をサポートする立場でもあります。非常に重責ではありますが、やりがいのある仕事であることは間違いありません。
Daigasグループでは、昨年策定した「中期経営計画2023」において、事業ポートフォリオ経営の強化を掲げ、Daigasグループの主体である「エネルギー事業」と当社の「都市開発事業」が同格に位置付けられました。これは、利益成長に加え、資産効率性の向上を期待されていることを表します。
これまでの当社グループの成長に対して、親会社である大阪ガスからは高い評価を受けており、今後もさらなる成長を期待されています。その期待に応えるため、当社の中期計画において「既存事業の深化」「事業領域の拡大」「ビジネスモデルの進化」という3つの成長戦略を掲げて、取り組みを始めたところです。
企画部は小さな所帯なので、メンバー間のコミュニケーションは良好です。私自身は、部下との間に壁をつくらないよう、話しやすい環境を心がけており、部下からの相談事項も率先して対応するようにしています。業務の指導という観点では、部下の能力やスキルに対して「少し高め」の仕事、役割を振ります。いったん割り振った仕事は、フォローやアドバイスは適宜行うものの、基本的に任せるようにしています。経験の場を数多く持ってもらうことが一番の学びだと思っています。
大阪ガス都市開発の将来像としては、お客さまや取引先などから信頼され、常に選ばれる存在でありたいと私は考えています。お客さまや社会ニーズに対して、中期計画で掲げている「一歩先を行く」価値を提供し続けるとともに、事業メニューやエリアに関してもさらなる拡充を目指し、関西でもトップクラスのデベロッパーへの成長を目指したいと思っています。私自身も、その過程において新たなビジネス機会に取り組み、キャリアを積み上げながら、会社の成長に貢献できればこんなにうれしいことはありません。
現在、資産効率性を高める施策の一環として、企画部からの起案による新ビジネスの検討を進めています。簡単に言うと、不動産の証券化スキームを活用したビジネスへの取り組みです。このように、新たなビジネスにも積極的に取り組んでいきたいと思っています。
今は自分で考えて率先して行動できる人材が求められています。私の部署で担当しているような、会社の経営方針を企画立案していく業務に携わりたい場合、大勢の社員を巻き込みながら会社の目指す姿を実現していくので、調整力や統率力が必要になります。周りを巻き込んでプロジェクトを前に進めていけるような人材は活躍できるのではないでしょうか。私の部下にもそのように育ってほしいと思いますし、そんな方々に入ってきてほしいですね。
出社、業務開始
社内で会議
昼食
来客対応
部下との打合せ
グループ会社との会議
帰社、社内作業
退社
ドライブが好きで、よく車を走らせて近場でプチ日帰り旅行をしています。春や秋の気候がよい時期はサイクリングもします。子どもがサッカーをしているので、試合のときはこっそり観戦に行きます。もう高校生なので親にあまり来てほしくないようで、仕方なくコソコソと見ています。まあばれてるんですけどね(笑)。